6月末で45日間に及ぶ不食的ファスティングを終了し、それから2週間がたちました。
不食的ファスティングとは、「人間食べなくても大丈夫」という不食の考えに基づき、ガマンと無理をしない私独自のファスティング方法です。完全に固形物を絶ってガマンする断食(ファスティング)ではなく、果物やナッツなどは少量であればOKという超微食生活とも言えます。
詳細は以下の関連記事をどうぞ。
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今日はチャレンジ終了後2週間が経過した現在の心と体の状態について記事にしたいと思います。
体の状態
終了直後と比べて、以下のような変化がありました。
- 食事量が減った
- やっとお腹の調子がよくなった
- お腹がすかなくなった
- 体重・体脂肪が若干増えた
- 柔軟性は増したまま
順に見ていきます。
食事量が減った
なんでも食べてよくなったのに、食べ物の質も量も限られたものになりました。
現在の食事は多少の変化はあるものの以下の通り。
- 朝:甘酒、フルーツ少々(ブルーベリー、マンゴーなど)
- 昼:具入り味噌汁、玄米ゴハン1/3膳、漬物
- 夜:飲み物(無糖レモンソーダまたはビール)、ナッツ、フルーツ少々(すいか、パインなど)
チャレンジ中と変わったのは、昼食に固形物を摂るようになったことと、夜のお酒の解禁ぐらいでしょうか。チャレンジ前は昼ご飯に納豆や主菜などのおかずがついていましたが、今では漬物だけで十分になってしまいました。朝や夜のフルーツも食べないこともあります。本当に少しずつではありますが、確実に微食、そして不食に近づきつつあるなと。
やっとお腹の調子がよくなった
食べるものは自然と腸にいいものしか欲しなくなっていましたが、実は通常食に戻ってからちょっとしたころ、少しでも何か食べるとお腹が張る日が続きました。お通じは毎日出るものの少し下痢気味で、思えばリフィーディング症候群だったのかもしれません。三崎港旅行に向けて調整しましたが、旅行で腹パンまで食べてしまったせいでまたお腹の張りが復活、お通じも便秘かと思えば激しい下痢になったりと、腸内環境が荒れてしまいました。最近ようやくお腹に張りや痛みなどの違和感を感じなくなってきました。長期間ファスティングしたのだから、内臓が元通りになるにもやはりそれなりに時間がかかるのだということを身に染みて感じました。
お腹がすかなくなった
内臓の調子が悪いのだから当たり前と言えば当たり前なのですが、お腹がすかなくなりました。一食の食事は以前より減っているのにです。思うにファスティングで胃の消化力が弱り、食べたものの消化吸収に想像以上の時間とエネルギーがかかっているのかな、と。もしくはブルーソーラーウォーターと呼吸法による空気中からのプラーナ摂取で必要なエネルギーがまかなえているのかな、と。もちろんお腹がすかなければ食べなければいいだけの話なのですが、今までフルーツとナッツだけだった分、野菜が食べたくて、お腹がすかなくても味噌汁の具や漬物を食べてしまっています。そこは食欲が抑えられず。消化吸収の負担になるたんぱく質や油っこいモノはほとんど摂っていない(欲しくなくなった)んですけどね・・・。
体重・体脂肪が若干増えた
ファスティング中は通常なら筋肉に蓄えられているはずのグリコーゲンも消費されてしまっています。なので栄養を取るようになると、まずはじめに筋肉へのグリコーゲンの貯蔵が始まります。だからだれでも1kg程度は増量しますが、これはリバウンドとかではなく当然起こる体の生理現象です。
実は私はファスティングが終わって食事を摂るようになってからも、体重・体脂肪がそんなに変化しませんでした。おそらくフルーツやナッツだけとはいえ食べていたからだと思います。
しかし先日三崎港旅行でまぐろでお腹をパンパンに満たしたことがきっかけになったようで、体重と体脂肪が増え始めました(当たり前といえば当たり前)。体重は1.5kg増、体脂肪は2.4%増です。体重より体脂肪の増加が目立ち、自分でも少しふくよかになったように感じていますが、逆に2週間たってもこれぐらいの増加で済んでいるので少々驚いています。
ダイエットしてリバウンドを防止したいなら、完全に食を絶つ断食(ファスティング)よりもちょっとは何かを食べる超微食スタイルの方がよさそうです。
柔軟性は増したまま
筋肉から老廃物がデトックスされ、痩せて体が軽くなったのもあって、ヨガのポーズが一層深まりました。まさか自分がこんな上級ポーズができるようになるなんて!という嬉しい驚きと発見があります。今までアプローチできなかった筋肉が使えるようになったことで、今まで感じたことのない部分に筋肉痛を感じるようになりました。
心の状態
終了直後と比べて、以下のような変化がありました。
- 自分の体が愛おしくてたまらなくなった
- 何にでも感謝と幸せを感じるようになった
- 「知足(サントーシャ)」を常に感じるようになった
順に見ていきます。
自分の体が愛おしくてたまらなくなった
これまでの私の人生、常にダイエットと共にありました。太っている自分の体に対して不満を言い、ムリな食事制限をしては「ダメ、ダメ!」と否定と禁止で抑えつけ、思うように体重が落ちなかったりすると文句を言い、リバウンドしてさらに太るとひどい言葉で責めていました。
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体は今まで何をどう食べても文句も言わずに(いや、私が気づかなかっただけできっとSOS出してましたね)、もとの健康な状態に戻そうと、なんとか私の命を生かそうと、頑張ってくれていたのに。
今回のチャレンジを終了して、「自分の体はもともと完璧だったんだ!おかしくしていたのは私だった!」とわかったとたん、これまで恨めしくてたまらなかった自分の体が愛おしくてたまらなくなりました。180度見方、感じ方がかわりました!
私の体だけじゃなく誰の体も、もともと素晴らしい力を持っているんですよね。その力を存分に発揮させることができるかどうかは、自分の行いにかかっていることがよくわかりました。
何にでも感謝と幸せを感じるようになった
今日もこの体(内臓、筋肉、細胞すべて)に生かされていること、自然から食物を与えてもらっていること、その食物を育ててくれている太陽の光、土、水、有機物、分解してくれる微生物の存在、衣食住があること、必要なモノを買えるお金があること、仕事があること、家族、友人、知人、その他大勢が元気で、つながって、支えあえていること、誰かの役に立てていること、そういうありとあらゆることに感謝と幸せを感じるようになりました。
「知足(サントーシャ)」を常に感じるようになった
上とも関連しますが、幸せってすごくシンプル。
今あるもので十分足りていると気づくこと。むしろ持ちすぎだからそれが見えないだけで、ムダをそぎ落としていけば「なんだ!ここにもともと足りないものなんてなかったじゃん」と、私はいろいろムダを捨てて捨てて、ようやく気付くことができました。
3食食べなくても人は生きていけるし、「たんぱく質が!カルシウムが!」なんて「足りない!ヤバイ!」というマインドで栄養素を気にしなくても、体はちゃーんとどうにかしてくれます。足りないものなんてないんです。私たちが持って生まれた体は、もともと素晴らしい能力を持ち合わせているんです。足りないぐらいがちょうどいい、足りなくなることで「知足(足るを知る、サントーシャ)」と「不貪(アパリグラハ)」というヨガの教えが一層よく分かりました。
最後に
体の仕組みは本当に複雑で、緻密で、それこそ宇宙と地球が長い時間をかけて作り上げた完璧な作品なんですよね。我々人間がちょっと勉強したぐらいじゃ到底すべては分かりっこない。
だったら自然治癒力も、免疫力も、代謝も、解毒も、排泄も、この命を維持するためのすべては体に100%お任せして、人はそれを邪魔しないように欲やエゴやストレス、つまりメンタルをコントロールすることを一生懸命やればいいのかな、と。「過ぎない」ようにすればいいのかな、と。
それが難しいんですけどねww
とにかくまだまだ私は食に対して執着があるし、食欲コントロールもできていない部分があります。それはそれで否定せずに認めてうまく付き合っていこうと思います。
一方で、微食(→不食)へと変わろうとしている体の声にもちゃんと耳を傾けて、欲するものだけを適量与えて内臓ちゃんに負担をかけないようにしていきたいと思っています。
とりあえずは、前の食事からどのくらい時間が空こうが「お腹が鳴るまで食べない」という、当たり前のことをやっていこうかとww。
心も体もすっかり軽くなって、しかも世界の見え方まで変わって本当にやってよかったし、この状態が長く続くように調整していきたいと思っています。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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