ヨガ八支則step1「ヤマ」その⑤「不貪(アパリグラハ)」とは

今回は日常生活でしてはいけない5つのこと「ヤマ(禁戒)」の

最後五つ目「不貪(アパリグラハ)」について

私なりに解説していきたいと思います

まず目に見えるモノに対する 「不貪 」

次に目に見えないモノに対する「不貪」

を考えた後に

私が実践しているトレーニングを少し紹介したいと思います

  1. ヤマ(禁戒):日常生活でしてはいけない5つのこと(非暴力、偽らない、不盗、不貞
  2. ニヤマ(勧戒):日常生活でするべき5つのこと(清浄、知足、鍛錬、学ぶ、神への献身(手放し委ねること))
  3. アーサナ(座法)
  4. プラナヤーマ(呼吸法)
  5. プラティヤハーラ(感覚制御)
  6. ダーラナ(集中、凝念)
  7. ディヤーナ(瞑想、観想)
  8. サマーディ(三昧、合一)

不貪とは?

文字通り「むさぼらない」という意味で

「もっと、もっと」と必要以上に欲しがる強欲を手放し

身の程を知り 本当に必要な最低限のものだけで生きていくことです

「非所有」「不貯蔵」「無執着」という意味でもあります

目に見えるモノに対する「不貪」

これまでの大量生産 大量消費の反省から

近年「ミニマリスト」という

必要最低限の物だけで生きようというライフスタイルが

注目されるようになってきました

食べきれないほどの食料のストック

使わないのに持っている家具、物、服

それらを置いておくための広い空間のある

買ったものを運ぶための

おさまりきらなければガレージサービスを利用し

そのためにたくさんのお金を使う

そのために必要なお金を稼ぐためにたくさん働いて

身も心もクタクタ

休息をとるための家にはモノ、モノ、モノが占領して

ちっとも休まりゃしない・・・

 

使わないで残ったお金

銀行に貯め込んで

それでも不安でたまらず

「もっと、もっと」と欲しがる・・・

 

まさにヨガ的生活を始める前の私でした(苦笑)

大して使わない、使いきれない物を所有しながら

便利だと思って始めたけど

使っていないサービスにお金を払い続けながら

「手放すのが怖い」

「いつか使うときが来るかも」

と執着して手放せないで苦しんでいました

目に見えないモノに対する「不貪」

「執着」ということで考えると

たとえば「私はこう思う、私の意見が正しい」という意見や価値観

「このやり方が正しい、こうしなくちゃ、こうすべきじゃない」という考え方、思い込み

(満足してないのに変化が怖くて辞められない)仕事

(満足してないのに変えられない) 環境

(もう付き合わないのに、嫌なのに、切れない)人間関係

(ずっと続けて当たり前になっている)習慣、やり方、こだわり

(無限の、永遠の)愛情、友情

そして、そういう「私はこう思う」に対する他の人からの理解の強要

「私の考え、気持ち、わかってよ!」と

「私を尊重して!大切にして!」と

貪ってますね~(苦笑)

「不貪」のためのトレーニング

目に見える物に関しては

まずは「本当に必要?今使ってる?」「本当に私にとって大切?」

と聞くようにしています

 

目に見えないモノに関しては

「ま、いいか」

と思うようにしています

私には「ま、いいか」は執着やこだわりをなくすのに効果がありました(笑)

・・・といっても、まだまだトレーニング中ですが笑

まとめ

「不貪」は

「非所有」「不貯蔵」「無執着」という意味で

「もっと、もっと」という強欲を手放し

本当に必要なモノだけで生きていこうという考え方です

 

特に目に見えないモノに対する執着は

なかなかなくすことが難しいですが

手放せたらもっとラク~に軽~く生きられるようになること間違いなしです

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