ヨガ八支則step2「ニヤマ」その①「清浄(シャウチャ)」とは

これまでヨガ八支則のstep1「ヤマ(禁戒)」の5つを

お伝えしてきましたが

これからstep2の「ニヤマ(勧戒)」

日常生活でするべき5つのことについて

順を追って解説していきたいと思います

 

今回は1つ目の「清浄(シャウチャ)」についてです

  1. ヤマ(禁戒):日常生活でしてはいけない5つのこと(非暴力、偽らない、不盗、不貞、不貪)
  2. ニヤマ(勧戒):日常生活でするべき5つのこと(清浄、知足、鍛錬、学ぶ、神への献身(手放し委ねること))
  3. アーサナ(座法)
  4. プラナヤーマ(呼吸法)
  5. プラティヤハーラ(感覚制御)
  6. ダーラナ(集中、凝念)
  7. ディヤーナ(瞑想、観想)
  8. サマーディ(三昧、合一)

清浄(シャウチャ)とは?

漢字の示す通り「きれいに保つこと」です

整理整頓、掃除、洗濯、食器洗いなどが浮かぶかと思います

自分の身体もシャワーやお風呂で

垢や汗をきれいに取り除くし

歯磨きもしますね

ヨガではそういった外側(見た目)以外に

自分の内側

つまり

心の中、頭の中、お腹の中、細胞の中も含まれます

心の中

嫉妬、妬み、恨み、怒り、嫌悪、悪口、批判などのネガティブな感情や思考は

浮かんでしまうのは人間なので仕方がないにしても

いつも抱いているのは自分にとって毒になるので

できれば持たないように

持ったとしてもすぐに流すようにして

長くとどめておかないようにしましょう、と

 

いつも穏やかで温かい気持ちでいることをこころがけ

相手には思いやりや優しさの心を持って対応するようにしましょう

慈悲喜捨の心を持つようにしましょう、と

頭の中

目の前に事に集中しないで

将来への不安、心配、期待

過去への反省、後悔、未練

「今ここ」と関係ない余計な考え事、していませんか?

 

悪い考えを持ったりしていませんか?

 

汚い言葉を使っていませんか?

 

していたらそれをやめましょう、と

 

これは瞑想できれいにしましょう!

お腹の中

便秘になっていませんか?

毎日お通じはきちんと来ますか?

 

代謝で老廃物が出るのは自然なことですが

「排泄」がきちんとできていないと

お腹の中で腐敗してしまうし

血液も汚れてしまうし

体臭や口臭となって出てきて

体の中も外も不潔になってしまいます

 

これは腸活できれいにしましょう!

細胞の中

古くなった細胞や

壊れたミトコンドリア

使われなかったタンパク質の破片

脂肪細胞の中に溜まった食品添加物やダイオキシンなどの環境ホルモン

細胞の中にもたくさんの老廃物がたまっています

これもきれいに掃除しましょう、と

 

これはファスティング できれいにしましょう!

公共の場所

自分の部屋や家など

自分のテリトリーをきれいにする人は多いと思いますが

自分のテリトリーの外

例えば道にごみを捨てないのはもちろんのこと

落ちているゴミがあったら拾う

駅のトイレが汚れていたらきれいにするなど

人が汚したモノ、場所もきれいにできたらなおいいですね、と

まとめ

ヨガのポーズで体を動かすことで

体の中に溜まった老廃物を取り除くことができます

 

ヨガの呼吸法をすることによって

酸素と二酸化炭素の入れ替えが起こってすっきりします

ヨガをやるだけで体内の「清浄(シャウチャ)」が促進されます

またヨガのポーズをとっていると

ゴミが落ちていると気になって集中できなくなってしまうので

練習前に自然に掃除するようになりました

 

ゴミや汚れはあると気になって集中力を妨げるし

健全でスムーズな働きの邪魔になります

体の中だったら病気の原因になることも

 

掃除はするのは大変かもしれませんが

きれいになるとすっきり気持ちがいいですよね

その清々しい気分を味わうためにも

できるところから やれるところから

「清浄」を心がけていきたいものです

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心と体が蘇るていねいな暮らし

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