【ファスティング】10日間断食した後の復食期に起きたむくみの原因

断食・不食

10日間の断食が終わり、今日で復食期3日目です。

これまでも7日~10日間の断食は何度かしてきて復食期も毎回何事もなく過ごしていたのですが、今回は回復食を食べるようになって今までと違った反応が体に出たので、備忘録と参考のために記事にしたいと思います。

 

ちなみに、私の2日間の回復食は以下のとおりです。

【1日目】

朝:スッキリ大根(梅流し)

昼:野菜スープ

夜:甘酒1杯

 

【2日目】

朝:りんごのすりおろし、ルイボスティ

昼:野菜スープ、酢キャベツ、酢玉ねぎ、大根おろし、もずく、アボカド

夜:野菜スープ、焼き芋1/2

(野菜スープの具材は、大根、カブ、玉ねぎ、キャベツ、きのこ、れんこんです。)

 

そのほかに1.5ℓほどの水分(ルイボスティ)を摂っています。

体に起きた異変

それは朝起きたときの体のむくみです。

一番先に気がついたのは手で、グーしにくい。

次に顔。マスクをして寝ているのですが、鏡に映った顔にマスクのゴムの後がくっきり。それにまぶたも重くて開けにくい。

回復食を摂るようになって今日で2回目の朝でしたが、やはりむくんでいました。

異変の原因

スープで水分、さらにお茶でも水分を摂っているので、最初水分の摂りすぎかな?と思いました。が、断食期はそれこそ水分しかとっていなかったわけですから、なんか腑に落ちません。

ネットで調べてみたところ、摂食障害の治療を受けている人が食事を摂るようになると、むくみが起きることがあるという記事を見つけました。

再栄養症候群またはリフィーディング症候群といって、長らく低栄養状態だった人が急に栄養(糖)を取り始めたときに起こる一連の代謝異常のことで、その症状の一つがむくみだそうです。

むくみだけならまだよく、心臓や肺に大きな負担がかかったり、肺に水が溜まったり、場合によっては死に至ることも。

原因は栄養を摂らなかったことによるリン、ビタミンB群、ナトリウム、カリウム、マグネシウムの不足による代謝異常。

むくみに関連する水分の代謝にはアルブミンという成分が関わっているのですが、このアルブミンは主に肝臓で作られるタンパク質だそうで、このアルブミンの値が低いとむくみが起きるらしいです。このアルブミンの産生に3大栄養素である脂肪、断水化物、脂質のほか、リン、ビタミンB群、ナトリウム、カリウム、マグネシウムが必要というわけです。

 

たぶん原因はこれだと思いました。

 

対策

不足している栄養素を多く含む食材を回復食に取り入れるようにします。

リンやビタミンB群の一部などは肉、魚、乳製品に多く含まれているのですが、これはさすがにまだ胃腸に負担がかかり時期尚早なためほかにないか調べてみたところ、以下が該当しました。

  • リンを多く含む食材:ベーキングパウダー、かぼちゃ、ごま、大豆
  • ビタミンB6を多く含む食材:バナナ、赤パプリカ、さつまいも、玄米
  • ビタミンB1を多く含む食材:そば、玄米、枝豆、豆腐
  • ビタミンB2を多く含む食材:モロヘイヤ、納豆、ホウレンソウ、アーモンド
  • ビタミンB12を多く含む食材:海苔
  • ナイアシンを多く含む食材:エリンギ、トウモロコシ
  • パントテン酸を多く含む食材:納豆、アボカド、モロヘイヤ、椎茸
  • 葉酸を多く含む食材:菜の花、モロヘイヤ、ホウレンソウ、ブロッコリー、いちご、海苔
  • カリウムを多く含む食材:海藻類、ベーキングパウダー、パセリ、切り干し大根
  • マグネシウムを多く含む食材:海藻類、米ぬか、かぼちゃ、ココア、ごま、アーモンド、大豆

ベーキングパウダーってそのままでは食べませんが、リンとカリウムが豊富なんですね。知りませんでした。

早速この中からいくつかピックアップして料理し、回復食に取り入れたいと思います。あとそのまま食べられるバナナと納豆も。

まとめ

今回自分の身体に異変が起きたことで、ファスティング指導者としてとても貴重な学びを得ることができました。

むくみだけで済んで、本当によかったです。

ファスティングして健康になるどころか、それで重い病気になったり命を落としたりしたら元も子もありませんから。

特にファスティングが長期になる場合は体に相当な負担を強いているということを自覚しないといけませんね。

それにしても、私たちの身体って本当に複雑で繊細でよくできているんですね。

安全にファスティングをするなら、もちろん個人差もあると思いますが、5日未満が適当なのではないでしょうか。

ファスティングは基本的に体のデトックスを促しリセットしてくれるので健康にいいことなのですが、長期間やる場合はくれぐれも体に何も問題がなく体調がいいときに限り、専門家などに相談しながら取り組まれることを強くおススメします。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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