自分いじめ、もうやめませんか?

タイトルを見て、「自分で自分をいじめている人なんているわけないじゃん」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

でも実は、無意識で自分で自分をいじめている人、結構いるんです。

実際私がそうでした。

今日はこのことについて記事にしたいと思います。

言葉によるいじめ

例えば最近食べ過ぎて太ってしまったとします。

そのときあなたは心の中でどんな独り言をささやいているでしょうか。

「うわーデブ!最悪!ぜい肉がこんなに付いて醜い!これで人前に出るの恥ずかしい」とか

「あんなに食べなければよかった。ガマンできないなんて、私ってなんてバカなんだ」とか、言っていませんか?

私、言っていましたね~。

よく考えてみてください。こういうこと、他の人に向かって言いますか?言いませんよね?

でも、自分には容赦なく罵詈雑言を浴びせているんです。心の中で。一瞬のうちに。

 

この後、ダイエットを決意します。それで思ったように痩せなかったらどうでしょう?

こういうタイプの人は、おそらくまた自分をいじめるひどい言葉を浴びせるんじゃないでしょうか。

 

ほかにも

仕事でミスしたとき、

失恋したとき、

成績が落ちたとき、

試験に不合格になったとき、

寝坊したとき、

電車に乗り遅れたとき、

子供を叱ってしまったとき、

他の人と比べて自分が劣っていると感じたとき、

どうでしょう?自分で自分に無意識に、心の中で、どんな言葉をかけているでしょうか。

 

自分に「キライ!」とか「最低!」とかって言われたら、そりゃあもう傷つきますよね。落ち込みます。中には傷つきすぎて生きるのが辛くなる人もいると思います。自分で自分をいじめて、どんどん追いつめて、無価値観を感じたり、生きる意味が感じられなくなったり。つらすぎます。

こういうタイプは、真面目過ぎる人、完璧主義な人に多いように思います。

まさに私がそうでしたから。

ちょっとしたミス、前髪の数ミリの長さの違いなど、ほかの人が気にしないような些細なことでも自分だけは自分を許せず、きちんとできない自分をボロクソ責めていましたね。

自分にかける言葉の威力は本当に大きいです。自己暗示というものもあるぐらいですから。

ですから自分だけは、自分をいじめないであげてください。

たとえ周りの人が自分を悪く言っても、自分だけは自分に優しい言葉をかけてあげてください。

「無理しなくていいよ」

「今回は失敗しちゃったけど、次はできるよ」

「大丈夫、それでもいい」

「いいよ、許す!」

「かわいい!」

「いい経験したね」

「どんな私でも大好きだよ」

なんでもいいです。励ましと、慈しみと、いたわりと、愛情の言葉だけをかけてあげるようにしましょう。

これだけで本当の自分はとっても救われます。

ネグレクトによるいじめ

さらに言えば、先ほどの食べ過ぎて太ったのだとしたら、どうして食べ過ぎてしまったのか理由を探ることも重要です。食べることで埋め合わせたいような満たされない何かを抱えているのか、もしくは単に時期的なバイオリズムによるものか、よく自分と向き合って原因探しをしてあげましょう。

ずっと自分の本音を「シカト」してきてしまったことが原因で、自分のことなのに自分がよくわからないのです。これも自分の本音のネグレクト、つまり自分いじめです。

自分と向き合い、本当は自分が何を求めているのか、どう感じているのか、心の声を聴くことよって根本の解決に向かったり、そのまま放っておけばやがておさまる場合もあり、とる対応も違ってくると思います。

行為によるいじめ

先ほどの例と同じで、最近食べ過ぎて太ってしまったとします。

食べ過ぎ、飲みすぎというのは、内臓にとても負担をかけます。食べ過ぎ、飲みすぎた後、苦しいですよね?痩せるのも大変ですが、太るのも内臓を酷使するので苦しいのです。食べ過ぎ飲みすぎると体のメンテナンスに使う分の酵素を消化に回すことになるので、結局自分の健康を犠牲にして食べ物の消化吸収に当たっていることになります。しかもそれが食品添加物がたくさん入っている食べ物だとしたら?ただでさえ大量の食べ物の消化吸収で忙しいので、排出されずに体内に蓄積される毒があってもおかしくないですよね。その生活がずっと続けば生活習慣病になります。結局は自分で自分をいじめていることになります。

運動をしないことも同じ。人は「動物」つまり「動く物」ですから、基本的に体を動かすことが好きで、それによって身体機能を維持できるように作られています。体を動かさないでいることは、実は筋肉や骨、関節をいじめていることになります。使わない体の筋肉や、神経や、骨や、関節は、やがて衰えていきます。高齢者が寝たきりになると急速に衰えていくというのはそういうことです。体が硬い人はより硬くなり、動かせる範囲が狭くなっていってしまいます。

それから自傷行為。これはもう心の問題です。先述したように、専門家の力なども借りて根本にある問題の解決が必要です。

 

自分の体にも優しさを。

体の声をよく聞いて、お腹がすいてから適量食べる、食べるものの質に気を付ける、たまには断食や休肝日を設けて内臓を休ませてあげるようにしてください。運動も無理のないストレッチやウォーキングなどを生活の中に取り入れるようにしてみましょう。動かせば体が徐々に能力を取り戻していきますよ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

知らない間に自分をいじめていませんでしたか?

もし心当たりがある方は、自分の言動によく注意を向け、すぐさま自分いじめをやめましょう。

はじめは気づきにくいかもしれませんが、何事も「慣れ」です。

いじめを受けなくなった自分は、本当はどんな魅力、どんな能力を持っているのでしょうか。

それを知れると思ったらワクワクしませんか?

自分を大事にできるのは自分だけ。

自分の心の声を聴けるのは自分だけ。

生まれてから死ぬまでずっと一緒にいてくれるパートナーである心と体。

信じて、大事にして、愛してあげましょうね。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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心と体が蘇るていねいな暮らし

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