いらないものを出せば新しいものが入ってくる◆友人Mの事例

考え方

私はもう何年も「捨て活」をしています。

はじめはモノからでした。このブログを始めてからもいくつか捨て活の記事をアップしています。

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自分の外側にある「モノ」の次に取り組んだのが、自分の内側、体内にある脂肪や毒などの余計なモノの大掃除、つまり「少食」「断食」です。これも過去にいくつも記事をアップしています。今年は「不食」の考えを取り入れて、45日間の長期的な不食的ファスティングを行いました。現在もまた不食的ファスティングを無期限でゆる~く行っています。

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それから、自分の内側の「心のゴミ」の捨て活に取り掛かりました。あるとき、心が「全部捨てて軽くなれ!」と叫ぶ声が聞こえたのです。それで今年の春分の日頃に心の大掃除をしました。心のゴミの特徴は自分では「ゴミ」と気づかないところにあります。毎日毎日涙が出て止まりませんでした。今思えば、涙によって毒出しと浄化が進み、それらを手放せたんだと思います。

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心のゴミの大掃除では、常識や思い込み、感情や思考グセなど、私を知らない間に縛っていた無意識に溜まっていたあらゆるゴミを捨てたのですが、その中に「がんばる」という概念もありました。その時私は「がんばる」を捨てて「がんばらない」生き方をしようと思いました。これまでいろいろなことを「がんばって」「努力して」生きてきたので、これはなかなか自分の生き方を根底から覆す捨て活でしたね。

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でも、この「がんばる」ということを捨てたことによって、私の心はものすごく軽くなったし、ラクに生きられるようになりました。

友人に「心の捨て活」を話した

そんなあるとき、友人から「助けて!」と連絡が入りました。

友人は私をはるかに上回る自他ともにみとめる「頑張り屋さん」で有名な人でした。小さい子供を2人育てながら仕事もし、ライフワークとしてフィールドワークを行い論文も書いています。私のところに連絡をくれたときには腰痛と四十肩がひどく、仕事が忙しい上に、職場の同僚や親せきからいろいろ相談を受けたりしていて、寝ていてもいろいろ気になってハッと起きてしまって全然心身が休まらないとのことでした。

そこで私は「心のゴミ」の捨て活をしたことを話し、「がんばる」を手放したことを話しました。自分の中で優先順位をつけて、本当に大切なもの以外は思い切って手放したらどう?と提案すると、友人はすぐさま「”家族”と”研究”は自分が生きていくうえで大切だから残す。あとはなくてもいい」と答えました。私のようにぐずぐず悩まずとも、本当は何が大切なのかわかっていたのですね。

友人の「がんばる」の捨て活

それからの友人の行動は早かったです。まず、職場の同僚の相談は「今ちょっと時間がない」といって断るようになりました。愚痴を言い合うだけの定期連絡会もやめました。忙しいときは親を頼って子供たちを預かってもらってゴハンをお願いするようになりました。彼女は親を頼れない何か、心のゴミを抱えていたのでした。仕事も「今の職場はもういい」と、次の契約更新をしないことにしました。家族といても、夜は「寝る」と決めたら何が起きても寝る、お風呂の時間だけは自分のホッする時間と決めて、その間は何が起きても聞こえないふりをするようにしたそうです。

そうやって優先順位を決めて自分の心と体を大切にするように徐々に変わっていきました。優先順位が低いものを手放して空いた時間を、わたしとのおしゃべり&ヨガのために週1回使ってくれるようになりました。ガチガチだった肩と腰の筋肉がほぐれて気持ちいいそうです。そして私のいろいろな捨て活の話に触発され、ついにファスティングにも挑戦しました。いまのところ2回チャレンジして、2回目は見事毒出しに成功して体がものすごくスッキリしたとのこと。今ではもう腰も肩もそんなに痛まなくなりったそうです。

「がんばる」を捨てて入ってきたもの

友人は優しいのでなんでもかんでも引き受けて首が回らなくなっていました。何が自分にとって本当に大切なのか、分からなくなっていたのです。でも、「がんばる」を捨てたことで心に余裕ができ、今までゴミで埋もれて見えなかった本当にやりたかったことが見えてきました。

その一つが博士課程進学。友人は一度博士課程に進学したのですが、先生とそりが合わずに中退していました。しかしこのタイミングでとてもいい先生に巡り合い、進学したかった夢を思い出したそうです。しかしこれまでは夢を思い出したしチャンスもあるけれど、仕事や子育てや家事などでパンパンでそんな余裕はないと諦めていました。が、「がんばる」を捨てたことにより優先順位が変わって、進学の順位が上がったようです。そして、ご主人にも勇気を出して相談したら、最初は聞く耳持たなかったご主人も最後はOKを出して応援してくれるようになりました。

そしてもう一つ。買い物しているときふっと目に入った地域活性化プロジェクトのビラ。友人は地元を元気にする活動で自分にできることがあったらしたいとずっと思っていました。そのビラを見て、募集の締め切りが過ぎていたけどとりあえず連絡してみたそうなんです。そうしたらぜひ参加してくださいとの返事。それで会合に行って話を聞き、その後自分がやってみたい活動をプレゼンしたらなんと賞をとって賞金10万円をもらったそうなんです!それだけではなく、友人の活動プレゼンを見てそのアイデアに賛同した人たちから「自分も手伝いたい」と申し入れがあったとのこと。その人たちの強みが全部違っていて友人にはないもので、まるでピースがはまっていくようにうまい具合に「チーム」ができたそう。

 

友人がいらないものを手放したら、本当にやりたいことが手に入った。普段ならスルーしていたビラが目に留まり、必要なお金とメンバーが吸い寄せられるように集まってきた。これぞまさに引き寄せ!とんとん拍子で変わっていく現実を目の当たりにして「神様って本当にいるんだな。人に親切にしてまっとうに生きている人間を神様は見捨てないんだな。」と思いましたね。

最後に

友人が「助けて!」と駆け込んできたとき、心も体も本当はいらないゴミでパンパンになっていました。心が毒され、体も毒され、どちらも「このままではいけない」と救いを求めていたんだと思います。

その後心の捨て活と断食をして、「がんばる」を手放し、プライドも手放し、今不必要な人間関係や仕事も手放し、スッキリしたら、その空いたスペースに「本当はやりたかった大切なコト」が入ってきました。

今回のことでもやっぱりそうなんだと思いますね。

「出すが先、入るが後」「手放すが先、手に入れるが後」

物質も非物質も、執着を捨てて身軽になればなるほど、本当に自分を幸せにしてくれる何かが入ってくるのです。

もし今、「実はいらない、今の自分に必要じゃない」と思っているものがあったら、思い切って手放してみませんか?一旦は不安になったり心細くなったりするかもしれませんが、空いたスペースには新しいキラキラしたもっといいものが入ってきますよ?

 

最後までお読みくださってありがとうございました。

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