みなさん、毎日頑張ってますか?
そもそも、「頑張る」って、なんでしょう?
頑張っていない人がいたら、どう思いますか?
人生、頑張らなくてもいいとしたら?
今日はがんばるのを手放すということについて記事にしたいと思います。
「がんばる」の語源
語源由来辞典によると語源は2つ
がんばるの語源には、二通りの説がある。
語源由来辞典
ひとつは「眼張る(がんはる)」が転じて「がんばる」になったとする説。
これは、「目をつける」や「見張る」の意味から、「一定の場所から動かない」という意味に転じ、さらに転じて、努力してやり通す意味になったというものである。
もうひとつは、自分の考えを押し通す意味の「我を張る(がをはる)」が転じ、「がんばる」になったとする説である。
私たちが普段「あの人頑張ってるね」という場合は、1つ目の「努力してやり通す」といういい意味で使っていることが多いと思うのですが、昔は反対だったようです。「あの人頑張ってるね」というのは「自己中心的だ」「(人のことを考えず)自分を押し通している」というネガティブな意味で使われていたようです。
エゴの「がんばる」
しかしよく考えてみると、今でも「我を張る」という意味が残っているように思うのです。
我とは自我、エゴのこと。常識や思い込み、感情やや考え方のクセのフィルターがかかった状態のこと。そのエゴが思考を巡らせて「これが夢だ!目標だ!」と決め、本当の自分の声を無視してその考えを押し通そうとしていませんか?いくら「頑張る」、「努力してやり通す」ことをしても、結局それは本当の自分のやりたいことではないので、頑張ってる割にイマイチ現実が理想に近づいていかないのです。
本当の自分が望んでいることかどうかの判断
心の声は本当は誰にでも聞こえていて、私の場合、胸のあたりで感じる感覚でわかります。私なりの感覚で言うと
- 本当の自分が望んでやっているとき→胸のあたりがポワーンと温かく軽い感じ、またはドキドキ高揚して楽しんでいる感じ
- 義務や常識や思い込みでやっているとき→胸のあたりに引っかかりがあり、ザワザワしてどよ~んと重い感じ
絵を書くのが好きな子どもは、ゴハンを食べるのも忘れて何時間も絵を描くことに没頭します。その集中力はすさまじく、絵もぐんぐん上達します。その様子を見て周りが「頑張っているね」と言うのですが、本人は努力しているとすら思っていません。自分の内側から湧き出るエネルギーに突き動かされ、好きだからやっているだけ、楽しいからもっとやり続けたいという、あの今この瞬間を楽しんでいる感じが「本当の自分」が望んでいることをやっているということ。「ぐったり疲れる」というより「エネルギーが切れた」から休むし、上達や夢の実現のスピードが速いでしょうが、それは目的じゃなくて副産物だし、とどまるところを知りません。
一方、エゴが「こうすべき」「こうしなきゃ」「こうするのが普通」というような思考で決めたことをやっているときは、あまり楽しくないし、得意じゃないから時間はかかるし、そのくせ上手くいかないのでイライラしてストレスがたまったりします。でもやらなきゃいけないので「頑張る」のです。「頑張る」は心身のエネルギーを膨大につぎ込む割にはそれほど結果が出ないのでコスパ悪いです。
私が手放した「がんばる」
心の声、胸の感覚を頼りに生活していると、結構判断がつくようになります。というか、本当はみんなわかっているんですけど、義務や常識が強くてなかなか気づかない(フリをしている)だけなんです。
ということで、私がこれまで義務や常識、思い込みでやってきたことの中で、手放してきたことは以下のようなものです。
【生活】
- アイロンがけはしない
- 掃除機がけはしない
- 毎日洗濯しない
- 洗濯物は畳まない
- 朝ニュース見ない
- 平日は料理しない
- 夫のお弁当のおかずは週末に作り置きし、毎日同じものを入れる
- お弁当箱を洗わない
- 化粧しない
【仕事】
- 正社員で働かない
- 満員電車に乗らない
- やりたくないことは断る
私が手に入れた「やりたかったこと」
本当はしたくなかったことを手放して手に入れた時間とエネルギーは、「本当はやりたかったこと」に使うようにしました。
【生活】
- 住処と持ち物のお手入れ
- ヨガ、瞑想
- 心と体に関する勉強
- 散歩
- 家庭菜園
- 発酵調味料、発酵作り置き食材作り
- コーヒータイム
【仕事】
- オンラインレッスン
- ブログ執筆
まとめ
「本当は嫌でやりたくなかったこと」をできることから少しずつ手放し、その空いたスペースに「本当は好きでやりたかったこと」を入れていくことで、生活が心地よく、毎日気分よく過ごせるようになりました。
「そうは言っても生活費が」「今の生活(仕事)を変えるなんて無理」「あんたと私は置かれている状況が違う」と思われる方もいらっしゃると思います。もちろん人それぞれ環境や条件が違うのは当然ですし、どういうふうに考え何を選択をするかももちろん自由です。頑張る、努力することが大好きで苦にならない人もいますからね。でももし、「頑張る」「努力」と聞いて心がザワついたり、「がんばれって言われるの正直シンドイ」と思っているのなら、心と体が悲鳴を上げる前にちゃんと休んだり、勇気を振り絞って一歩踏み出してみるのもありかと。結構どうにかなるし、意外にそっちの方が人生うまくいったりします。溺れそうなときに、変に体を緊張させて(頑張って)力むと沈んでしまいますが、頑張るのをやめて力抜いてリラックスしたら勝手に浮かびますよね。あれと同じです。
「がんばる」のやめると、新しい世界が開けますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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