食欲の誘惑が勝つか、胃腸が守るか◆2022年末の攻防戦

11月に年末の体内大掃除と称して17日間の不食的ファスティングを行いました。12月に入ると毎週のようにある食事会や年末年始を見越しての準備でもありました。

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復食期後の食欲と胃腸の調子のリアル

復食期を終えてなんでも食べられるようになりましたが、こっちが思うほど胃腸はいきなりヘビーなものを大量に処理できるほどにはなりません。しかし気持ちとしてはあれもこれも食べたい。

欲望のまま食べたいモノを食べると、だいたい翌日は胃腸の調子がサイアク。胃もたれやむかつき、お腹がずっと張っているような痛みが一日~数日続きます。それが少し回復して空腹を感じるように感じると、また食欲がムクムクっと頭をもたげてきて、食べちゃう。お腹不調。そんなことを繰り返していました。これって摂食障害の一つなんですかね?

そんなせめぎ合いを繰り返していたある日、事件が起こりました。それはクリスマスでした。

クリスマスの事件

クリスマス用に用意したシャンパンを飲み、チキンやピザ(オートミールで生地を作った野菜のみの自家製ピザ)を食べて酔っぱらって寝ていたら、いきなり気持ち悪い。

胃腸ちゃんから「あんた、いい加減にしなさいよ。これまでに何度も警告を出していたのに。こんなに大量の食べ物、受け付けられるわけないじゃないの。今日はもう頭にきた仕事放棄させていただきまーす」という声が聞こえたように感じました。

そのすぐあと、わたしはトイレに。

腸に溜まっていたものがスッキリ出され、そのあと胃もスッキリ空っぽ状態に。

全てを拒否して外に出した胃腸ちゃんは、怒り心頭なのかものすごく静かでした。というのも、気持ち悪いもお腹痛いも何も感じず、頭の中がシーンと静まり返っているように感じました。胃腸に何の感覚もないのがここ最近ずっと胃腸に不快感を感じていた私には逆に怖かったです。その日はもうそのまま寝ました。

事件後の胃腸の意思表示

このクリスマス事件を境に、胃腸ちゃんは拒否の声をはっきりと示すようになりました。

例えば胃腸がちょっと回復したように感じたある日、用事を足しに外に出たときに「ここまで来たついでにラーメン食べちゃおうか!」と食欲が頭をもたげ私もその気になっていたとする。そうすると、いきなりお腹が張って痛くなるのです。膨満感というのでしょうか、風船のように中からの空気圧でお腹が破裂しそうに痛い。歩くのがやっとで、早く用事を済ませて家に帰り横になりたくてたまりません。それで用を済ませ、ラーメンなんか食べる気も失せ、スーパーやコンビニもすべて通り過ぎて我が家近くなると、不思議とお腹の痛みがなくなるのです。

また別の日、その日はいただいた活ホタテで夜お酒を飲む予定だったので朝から食事を抜いていました。

ホタテの浜焼き

で、ホタテを浜焼きにして食べ、お酒が入り、もうちょっと何か食べたいな~とコンビニに買い出しに行って何を食べようか物色していたら、今度はいきなりおなかがズンと重くなり、満腹感が襲ってきました。ちょっと胃もキリキリ痛み出しました。そして胃腸ちゃんの「あんた、いい加減にしなさいよ。もう何も入る隙間なんかないでしょ。」と怒りを抑えた静かな声。この声が聞こえたらもう食欲はイチコロ、ソッコー姿を消します。食欲がいなくなった私は正気に戻ることができ、「たしかにお腹いっぱいだった」「あんなにおいしいホタテを食べたのに、あれ以上おいしいものなんてない」と感じ、何もほしくなくなりました。コンビニに入っちゃったけどなにも買わずに出ましたよ、ええ。

最後に

このように、最近の私は堪忍袋の緒が切れた胃腸の監視力が強まって、ある一線を超えるような場合には強制的にストップがかかるようになりました。食欲は、あわよくば「あれ食べたくない?あれもおいしそうだよ?」を誘惑し、暗示をかけ、乗っ取ろうとしてきます。その乗っ取りがうまくいくときもありますが、ヤバそうなときには胃腸から「あんた、いい加減にしなさいよ」と警告の声が発せられます。私と食欲にはこの怒りを抑えた静かな声が怖くてたまらないので、今のところ無視して食べちゃおうとまではなりません。食欲がビビって逃げ出すので、それで暗示が解け、我に返ることができます。

 

胃腸は、すごい。

あらゆる手を尽くして私の体を守ってくれています。

腸は騎士(ナイト)だという記事を以前書きました。

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以前は声が小さくこちらが聞こうと思って集中しないと聞こえませんでしたが、最近ではよほど見ていられなくなったのかかなり積極的にわかりやすい症状と声で知らせてくれるようになりました。

「腹も身の内」といいますが、心も体も満足してこそ本当の幸せ。

お腹に守られていることを実感している今日この頃です。 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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