断食中に生理になってしまった場合の対処法

断食・不食

お盆の帰省中にだいぶ暴飲暴食、小麦粉や添加物を摂取してしまったので、体をリセットするためにまた断食をしています。今日で4日目です。

そしたらなんと、今日いきなり生理が来てしまいました!

プレ更年期で生理不順になっているため予測が難しく、胸が張ったりという症状はあったものの、もう少し先かと思っていました。

さて、いろいろ計画を立てて16時間のプチ断食や完全断食、水分だけの不食や微食(1日1食含む)を始めたものの、予想に反して生理が来てしまった!という方もいらっしゃるかもしれません。断食期間が長い方や不食や微食をライフスタイルにしている方ならなおさらです。

今日はそんなときの私なりの対処法をご紹介したいと思います。なお、これはあくまでも個人的な意見ですので、合わない方もいらっしゃるかもしれません。特に貧血気味の方は中断した方がいいかもしれません。最終的にはご自身の体質、体調によってご判断ください。

断食を続けても大丈夫?

生理は子宮内膜がはがれて外に出ることで、子宮内の大掃除をしているとも言えます。実はそれだけではないんです。生理になってむくみがとれた、それまでなかった排泄があった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。私はそうです。このように生理は子宮内だけでなく、体に溜まった老廃物や水分なども外に出してくれるデトックス期間であり、断食と目的が一致しているのでちょっと工夫をすれば特に中断しなくてもいいと思っています。

ただ、経血によって血が失われ貧血気味になる場合もありますので、あくまでもご自身の体調をよく見て。無理は禁物です。

断食中だから何も食べちゃダメ?

「断食=固形物を口にしてはいけない」というのが一般的に言われていますが、そもそも断食の目的は胃腸を休めること、消化のために酵素を使わないようにし体の機能を回復することですので、逆に言えば胃腸に負担がなく、消化酵素をそんなに必要としないものであれば、私は食べてもいいと思っています。

ただでさえ、生理前~生理前半はホルモンバランスで心身ともに結構な負担がかかっているはず。特にメンタル面でイライラや気分が沈んでいるときに、「食べちゃダメ!」というのはストレスになってしまいます。ストレスを抱えてもいいことはないし、体も経血が出て栄養を欲している時期ですから、あまり頑なにならずに「食べても断食の目的に外れないもの」を少量口にしてみましょう。ただでさえ生理中に断食して頑張っているんですから、自分に優しく、「ダメダメ」言わないようにしましょうね。

生理中の断食でも摂取していい食べ物

  • 果物
  • ココア
  • 豆乳ヨーグルト
  • ナッツ

一つずつ見ていきます。

果物

私の一押しは果物です。断食中のファスティングドリンクとしてスムージーやコールドプレスジュースにして摂っている方もいらっしゃるかと思います。果物はビタミン、ミネラル、フィトケミカル、酵素、栄養素が豊富で固形物として摂っても消化吸収に時間がかからない優れものです。胃での滞在時間はおよそ30分程度、しかも自身の酵素を使うため消化のために体内酵素をほとんど消費しません。腸でも素早く分解・吸収されてしまいます。

また果物に含まれる糖分を気にする方もいらっしゃるかもしれませんが、果物に含まれる果糖は血糖値の上昇が低いのが特徴。よほど食べ過ぎない限り、太ったりしません。

バナナのようなものよりはキウイやスイカ、オレンジなどの水分の多い果物の方がいいです。少量の果物をよく噛んで食べたら、満足感と幸福感が得られるでしょう。

少しぐらい果物食べたからってすべて台無しになるわけではないので大丈夫です!

ココア

食べ物というより粉ですが(笑)ココアにはポリフェノールが豊富。ポリフェノールは血管を拡張させて血流をよくしてくれます。それに鉄分も多く含むので生理中に飲むのは最適です。お湯で割ってもよし、温めた豆乳で割ってもよし。豆乳なら女性ホルモンに似た働きを持つ大豆イソフラボンが豊富なので、生理の諸症状の緩和に一役買ってくれるかもしれません。甘味が欲しければ、オリゴ糖やはちみつならちょっとぐらい入れても大丈夫!70%以上の高カカオチョコレートも、1つ2つぐらいなら大丈夫!

豆乳ヨーグルト

大豆に含まれる「大豆イソフラボン」が女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きをしてくれるのは有名な話ですね。そのため生理中のつらい症状の緩和が期待できます。また大豆に含まれる「サポニン」は血液中の余分な脂質を流してくれますし、オリゴ糖と乳酸菌は整腸作用があり便秘改善に役立ちます。また豆乳は植物性たんぱく質が豊富なので、軽い運動と組み合わせることで断食期間中の筋力低下の防止や生理痛緩和にも役立ちます。ココアをかけて食べてもいいですね。

ただなんでも摂りすぎはよくないです。たんぱく質は消化吸収に時間がかかり酵素もそれなりに使われます。1日300g程度にとどめておきましょう。

ナッツ

16時間のプチ断食でも、ナッツは摂ってもよいとされている食べ物ですね。低糖質で不飽和脂肪酸、食物繊維、鉄分などが豊富なので、断食中、生理中にもぴったりです。そしてナッツは噛み応えがあるので、液体中心となる断食中にはありがたい食べ物。ただ食べていいのは素焼きナッツのみ、塩分や油分が加わったものは避けましょう。またカロリーが高いので、食べすぎには注意しましょう。

口の中でドロドロになるまでよく噛んで味わってから飲み込めば、消化の負担にもなりません。

食べ物のほかに気を付けること

不食や微食がすでにライフスタイルになっている方は別として、断食や少食に初めてチャレンジしている方や移行中の方は食を控えているわけですからそれだけでちょっとガマンが入っていると思います。それに加えて生理。生理中は心も体もいつもと違ってツラいですよね。そんなダブルパンチで「ガマン」や「ツラい」の中にいるので、いかにストレスを溜めないで自分に優しくできるか、体をいたわれるかが大事になってきます。

  • 体を温める
  • 軽い運動をする
  • 睡眠を十分にとる

順に見ていきます

体を温める

生理中に冷えは大敵なのはご存じの方も多いはず。断食中は体が冷えやすくなっています。

参考記事→【ファスティング】寒さを感じる理由と体を温める方法7つ

夏場は特に冷たいモノの摂りすぎや冷房の当たりすぎには注意しましょう。水分もできるだけ常温以上のものを口にするようにしましょう。

軽い運動をする

ヨガやウォーキングなど軽い運動、特に骨盤や股関節周辺を動かす運動を取り入れると血流がよくなって生理痛緩和になり、体温も上昇します。運動は断食中の筋力低下の防止にもなるので、無理のない範囲で体を動かすようにしましょう。

睡眠を十分にとる

断食+生理で体には相当な負担がかかっているはず。無理しないで体を休ませましょう。半身浴などしてお腹を温め血流をよくしてから早めに寝るようにしてください。家事など残っている場合は翌日に回してもいいし、ほかの家族にお願いしてもいいと思います。とにかく「無理しないで、自分に優しく」です。

最後に

せっかく一念発起して始めた断食、微食、不食を、生理になったからといって中断したくないですよね。女性に生理はつきもの。だったらその期間中は断食もあまり厳しくしないで、自分の体と心に優しくして、うまく乗り切ろうじゃありませんか。「許可する」ことも大事です。

ちょっとぐらい固形物を口にしたって、死にはしません。死ななければ、またやり直すことができます。そう、断食はこれから何度でもできるんです。

私は45日間の不食的ファスティングをしましたが、その期間中何度挫折したことか。それもこれもいい経験になって、またこうして断食しているんですから!なんとかなります(笑)

生理もうまく乗り越えて、断食も何度でもチャレンジして、少しずつ少しずつ理想の自分に近づいていきましょう。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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