友人が5日間のファスティングプログラムに挑戦することになり、1人じゃくじけちゃうからとサポートに入ることになりました。
友人は仕事の山を越えたばかりで、頭も体も疲れ切った状態で「助けて!」と連絡をくれました。はじめはヨガを一緒にやって凝り固まった体をほぐしてもらおうと思ったのですが、どうもそれだけでは解決しないぞ、と。その後いろいろ話を聞いて確信を持ちました。それでファスティングはどうかと提案してみたところ、やってみたいということに。
今日は友人の人生初ファスティングとそのサポートについて記事にしたいと思います。
ファスティングをやる意義
ファスティングの目的は体の中に溜まった老廃物や毒出し(デトックス)をすることで「体の機能を正常に戻す」 「健康に還る」ことです。
関連記事→【ファスティング】食べないことで体に起きるいい変化
まずはファスティングについて理解を深めてもらうために、目的や効果、やり方についてまとめた資料を渡して読んでもらいました。よーく読み込んだ彼女から「青写真があるからイメージしやすい!」と前向きな返答。
やることが決まったので、具体的な話に進みました。準備食に3日、断食に5日、回復食に5日の計13日かかることを伝え、日程を決めてもらいました。
ファスティングドリンクについても味噌汁、甘酒、スムージーなど、私が数種類ピックアップしたものの中から好きなものを選んで飲んでいいと伝えました。
長めに取った準備期間
決めてもらった日程では準備食を開始するまでに数日猶予がありましたが、友人はとにかく今日からできることを少しずつでも始めたいと、カフェインを抜くことにしました。これまで仕事で忙しかったこともあり、気づけばコーヒーばかり飲んでいたとのこと。準備期前の準備期というわけです。
準備期の必要性については、以下の記事にまとめています。
関連記事→ファスティング前の「準備期」とは?
準備食に入るまでに、冷蔵庫にある食べてしまいたい食材とか、食べたい料理とか、未練につながるものをキレイになくして友人は3日間の準備期に入りました。知り合いに教えてもらったという大根粥を取り入れていました。
断食期5日間
初日の夜はお腹がすいてすいてもう食べちゃおうか!と思ったぐらいだと言っていましたww夕食時にお子さんから「どうぞ」と渡された食べ物の誘惑に抗うのが大変だったと。
2日目の午後、いよいよだるさが襲ってきました。頭が働かず、体が重く、眠気もあるそうです。「こんなになんにもできない状態になるのは普通なのか??」と心配で連絡してきたので、「大丈夫。体が毒を出そうと頑張っている証拠だから、無理しないでできることなら早めに体を休ませるように」と伝えました。この時期に起きる症状は人それぞれです。準備期間の過ごし方、これまでの食生活、体質など様々な条件によって異なります。私の場合は3,4日目に体がいちばんきつくなることが多いです。
3日目、「寒い、寒すぎる!高熱が出てるんじゃないかと体温計っても平熱だし、これも起こるものなの?」とまた連絡が入りました。ファスティングをすると寒く感じることはよくあることです。味噌汁や甘酒など、温かい飲み物を摂って内側から温めること、今日も無理しないで早く休むように伝えました。自分に起きていることが異常ではないと分かって安心したようです。
関連記事→寒さを感じる理由と体を温める方法7つ
4日目、何も連絡がないのでこちらから様子を聞いたところ、昨日までの不調が打って変わって、今日は頭も体も軽い!世界が明るい!と嬉しい知らせ。いよいよ糖代謝からケトン代謝に完全に切り替わり、オートファジーが働き、デトックスが加速していると思いました。空腹にも慣れて、子供に勧められる食べ物にもあまり心動かなくなったそう。ここまでくればもう大丈夫。
5日目、最終日です。翌日から始まる回復食に向けて打ち合わせ。詳しいことは先日話した資料に書いてあるので、友人からはわからないところや確認したいことの質問を聞くといった感じ。
関連記事→復食期に食べる回復食と気をつけるポイント
ビデオ通話で話したのですが、顔の輪郭が明らかにほっそりしていました。すでに5kgやせたとのことで、そりゃあ見た目も体感としても大きく変わるわけだと納得しました。「ダイエットというより溜まってた毒がなくなったことの方がうれしい」と。ただのダイエットではなく「健康的な体に還る」こと、まさにそれがファスティングのねらいなのです。
いよいよ回復食!
回復食1発目は決まっています。それは「スッキリ大根(梅流し)」!!これをやることで本当に毒出しが完了します。
関連記事→回復食1発目の「スッキリ大根(梅流し)」で完全デトックス!
どうなったかと連絡を楽しみにしていたのですが、友人は「思ったより出なかった」とのこと。出たことは出たのですが、期待していたようには出なかったようなんです。
うーん、なんでだろう??
煮汁を全部飲まなかったそうなのでそれが原因なのか、もしくは大根の量が少なかったのか、原因がはっきりわかりませんが、まあ過ぎてしまったことはしょうがない。出たからよしとしましょう。
あとは、5日間回復食プログラムに沿って徐々に内臓を通常食に適応させていくだけです。
私はこれまでのファスティングで復食期に食欲が暴れだすのでこの期間が個人的には一番厄介ですww
関連記事→復食期の食欲をコントロールする方法3つ
最後に
その後友人は着々と回復食を進めているようです。
友人曰く「やってみたいとは思っていても、一歩踏み出す勇気が出なかった。不安になった時もサポートしてくれたから安心できたし、乗り越えられた。本当にやってよかった!これからは食べるものにできるだけ気を付けるようにする」と。
ファスティングのつらさも、そしてそれを乗り越えた後の世界が変わった感じも、やってみた人にしかわからない感覚だと思います。
私たちの体は中に神を宿しているお神輿と同じ。神様とは私たちの魂です。お神輿の中は聖域なので、常にその中をキレイな気で満たしていないといけません。汚してはいけない神聖な場所なのです。
そのことを友人に何度も何度も伝えることができて、そして受け取ってくれて、よかったです。
友人が感じたような生き返る経験を、たくさんの人にも味わってもらえればと思っています。
ご希望の方がいらっしゃれば、このブログからもファスティングサポートプログラムを申し込めるようにしたいと思って準備を進めていますので、準備ができたらお知らせしますね。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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