昨年から通常なら捨てられるはずの野菜くずを捨てずに「食べ切る」ことに取り組んでいます。
モノは「使い切る」、食材は「食べ切る」。
モノはモノの生を、食べ物は食べ物の生を、生き切ってほしいから。
これまで
などを紹介してきましたが、今回は緑茶を飲んだ後に残る茶がらです。
茶がらには実はたくさんの体にいい成分が残っているそうなんです。
というわけで今日は、茶がらの栄養と、茶殻(と野菜くず)を使ったふりかけを紹介します。
茶がらの栄養
緑茶の栄養素といえばカテキンが有名ですよね。カテキンやビタミンCは水に溶けるので飲み物として飲んで摂取することができますが、実は茶葉に残っている栄養素の方がおおく、なんと7割もあるんだそうです。たとえば強い抗酸化作用を持つβカロチンやファイトケミカル、体内の脂質の酸化予防に役立つビタミンE、抗酸化作用をもちLDL(悪玉)コレステロールを低下させてくれるクロロフィル、そして腸活の味方、食物繊維も豊富だというではありませんか。
お茶の葉には体を酸化から守る成分、つまり老けさせない成分が多く含まれていることが分かります。
これを捨てていたなんて、なんてもったいないことをしていたことか・・・
「通常捨てられてしまうもの」を捨てずに冷凍保存していたものがあるので、早速それと一緒に調理してみることにしました。
茶がらと野菜くずの豆板醤ふりかけ
【材料】
通常捨てられてしまうもの。今回は以下のとおり。
・茶がら
・ブロッコリーやキャベツの芯→みじん切り
・鰹節の出汁をとった後の出がらし
・玉ねぎの皮→よく乾燥させて粉砕したもの
分量は特に決まっていません。冷蔵庫掃除、食材消費と思って、あるだけ使います!
【作り方】
材料全部を鍋に入れ、火にかけて、醤油、味醂、酢、てんさい糖など入れてお好みの味にするだけ。
今回は豆板醤を入れてピリ辛に。
さらに腸活を意識するなら、使う調味料も発酵調味料や善玉菌のエサになるものをチョイスしましょう。醤油、味醂、酢は発酵調味料なので言うまでもないのですが、てんさい糖はオリゴ糖を多く含むので善玉菌のエサになります。ちなみに豆板醤も正しい工程で作られたものならば(添加物が入っていなければ)れっきとした発酵調味料です。ほかに醤油麹や塩麹を入れてもいいでしょう。
食べてみたら、茶葉のほんのりとした苦みと、豆板醤のピリッとした辛味が相まって美味。
我が家は納豆大好きで毎日納豆を食べるのでふりかけはいつもそこに混ぜてしまいますが、普通にゴハンにのせるだけでも立派なゴハンのお伴になると思います。
まとめ
今回は捨てていた野菜くずと茶がらを使って、すごい量のふりかけができました。しばらく持ちそうです(苦笑)
よく考えてみると、今回使った食材はどれも体にいいものばかり。野菜くずには食物繊維やビタミンが豊富だし、鰹節は立派な発酵食品=腸活食材です。
今までこんなに食品&栄養素ロスをしていたんですね。反省…
捨てれば生ゴミですが、食べれば立派な食材です。
要はちょっと視点をかえるだけ。
「捨てるのが当然」という思い込みを捨てれば、野菜くずの見え方が変わってきます。
私にとってこれらは「食べられない生ゴミ」ではなくて「栄養豊富な食材」に見えるようになりました。
おかげで今日も元気です!
茶がらレシピも増やしていきたいな。
これからも「食べ切る」をモットーに、捨てていた新食材とそれを使ったレシピを見つけて「生かして」いきたいと思います。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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