究極のリラックス法「瞑想」

瞑想
by truthseeker08 from Pixabay

コロナがなかなか終息しませんね。緊急事態宣言、休業要請、テレワークの推進、外出制限、渡航制限、イベントの開催自粛、消毒にマスクなど、あらゆる面での非日常が日常になりつつあります。これだけ対策していても、ワクチンを受けても、いつコロナに罹患するかわからない状況の中、知らない間に溜まってくるのがストレス。程よいストレスはいいですが、ストレスはたまりすぎると心にも体にもよくないので、解消するようにしなければなりません。だからといって暴飲暴食したり、ショッピングしたり、何かに当たったりしても根本的な解決にはなりません。

ヨガ的生活者である私のおススメストレス解消法は「瞑想」です。私自身できるだけ毎日実践するようにしていますが、用事などで十分にできない日が続くとたちまち心にドロドロしたもの、つまりストレスが溜まります。だいたい夫婦喧嘩するときは私の心が整っていない場合が多いです。今日は「瞑想」がどうして究極のリラックス法、ストレス解消法になるかと、基本的な瞑想の方法についてご紹介したいと思います。

休まらない脳と心

私たち人間の脳は起きている時はもちろん、寝ている時も働いています。

仕事のこと、

お金のこと、

恋愛のこと、

結婚のこと、

人間関係、

昨日の反省、

今日のゴハン、

明日着る服、

相手にどう思われるか、

とにかく何かしら考えています。

 

さらに

イライラや怒り、

興奮や喜び、

心配や悲しみ、

欲求や欲望、

過去への執着、

未来への不安、

他人への嫉妬や劣等感など、

感情も揺さぶられてばかりで大忙しです。

そしてそれが苦しみ(ストレス)の原因にもなっています。

「妄想」を断ち切る「瞑想」

でも、それは全て頭の中で起きていること。

つまり「妄想」です。

「今ここ」に集中することでそれらの妄想は取り除かれ、

穏やかな気持ちになり、苦しみ(ストレス)から解放されます。

脳を、心を、妄想から解放する方法、 それが「瞑想」です。

 

ヨガの広義の意味は「心の作用の止滅」でした。

詳しくはこちらの記事→ヨガとは?  

 

瞑想すると、多少なりとも脳はごちゃごちゃ考えるのをやめ、

心はちょっと落ち着きを取り戻すことができます。

 

では、次にやり方を紹介します。

瞑想のやり方

一番基本的な瞑想は、呼吸に集中することです。

 

吸う息が鼻から入って喉を通り、胸やお腹が膨らむ様子

逆に吐く息がお腹や胸から出て、喉を通って鼻から出ていく様子

 

すべての「起こっている事実」をつぶさに観察します。

 

呼吸の温度、

圧力がかかる場所、

肺や喉の奥の動き、

吸う息と吐く息の間、

呼吸の長さなど、

とにかく全てです。


ポイントは、「全集中で観察すること」「余計な判断を入れないこと」です


雑念(余計な考え、気持ち)が浮かんできてもスルーして、また呼吸に意識を戻します。

そうすると、「今ここ」で起きている「呼吸」という事実にのみ意識が向けられ、

脳は考え事から解放され、

心は感情から解放され、

たくさん酸素も取り込まれるため、

集中しているのにリラックスできます。

上手にできれば、ほんの5分でも効果が得られます。

いつ、どこで瞑想する?

「歩く瞑想」や「食事瞑想」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。

実は瞑想はいつでもどこでも短い時間でもできます。

じっと座っていなくても、

目を閉じていなくても、

電車に乗っている時や、

買い物のレジ待ちの時間などの

ちょっとした隙間時間でもできます。

ポイントはやはり「呼吸に集中&観察」です。

とはいっても、

はじめから上手に「呼吸に集中」なんてできませんよね。

やはりまずは瞑想するための環境を用意しましょう。

初心者向け瞑想のやり方と注意点

場所はなるべく静かで、ちょっと暗めで、一人になれるところがいいです。

姿勢は瞑想に集中できるようにラクな姿勢、楽な服装がいいです。

胡坐で座った姿勢、

足を投げ出して壁によりかかって座った姿勢、

仰向けに寝た姿勢、

どれでもいいです。

枕やクッションで腰や足が痛くならないように調整してもいいです。

お好きな方はアロマを焚いてもいいですね。

 

準備が整ったら、ゆっくりと深呼吸を繰り返して呼吸に「集中&観察」し続けます。

 

はじめはものの数分、数十秒で集中がきれて、いつもの「考え事」が浮かんできてしまうと思います。

「雑念」が浮かんでくるのは普通の事なので、どうかくれぐれも「雑念が浮かんでくるなんて私は瞑想に向いてない!」などと思わないでくださいね。

むしろ「雑念」と判断できるだけ素晴らしいことです。

そうです、「雑念」は追いかけず、取り込まれず、スルーしてまた呼吸に戻ってきて観察を続けましょう。

はじめは全然うまくできないと思います。

つまらなくて飽きてくる方、すぐに雑念がわいてきて全然集中できない方もいらっしゃるかもしれませんが、やりつづければだんだんスルー力が身について、長時間呼吸に集中できるようになります。

それとともにリラックス度も上がるようになります。

 

時間を決めてやってもいいですし、

「100呼吸」と数を決めてやってもいいですし、

慣れてきたら集中力が切れるまでやってもいいと思います。

 

要はご自身が「スッキリした!リラックスできた!」と思えればOK

まとめ

今日は究極のストレス解消法、リラックス法として、初心者でもすぐにできる「呼吸に集中する瞑想」をご紹介しました。

ファスティングが体と腸の毒をデトックスしてキレイにするように、瞑想は頭と心の毒をデトックスしてキレイにしてくれます。

どなたでもできますので、ぜひ試してみてください。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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