ファスティング8日目です。

　

最初は7日の予定でしたが、7日目の昨日は「明日から食べられる！」と無意識的に喜んでいるのでしょうか、夫に「今日は元気だね」と言われるぐらい元気に満ち溢れていました。このままずっとどこまでも行けそうな気がします。そんなわけで、体調もいいし自分をだますために「もう一日・・・」と先延ばししたというわけですｗｗ

先日食欲はどこからくるのだろうという記事を書いたのですが、ここ数日の観察で、どうも食欲の鍵を握っているのは胃ではないかと思うようになりました。

そう考えるようになったいきさつについて、記事にしたいと思います。

エピソード①夫の食事

夫は私のファスティングに合わせて「断食」ならぬ「断酒」をしていましたが、2回だけ飲みました。

1回目はファスティング3日目のときで、仕事でのトラブルが解決したということで好きなおつまみとお酒を買ってきて一人でプチ祝い。それを見たとき、匂いを嗅いだ時は結構つらかったですね。3日目は頭では「食べられない」と分かっているけどお腹は1日1回ぐらい鳴るような時期、まだ食欲が完全には落ち着いていないころで、「断食している妻の横で酒をかっくらうとは何事か！」とイラついていました。今思うと、完全に視覚と嗅覚から食欲が刺激されてしまっていましたね。

しかし、だんだんお腹が鳴らなくなるとともに、徐々に食欲も小さく弱くなっていっていました。夫の普通のゴハンを見て、匂いを嗅いで「おいしそうだな」と思うことはあっても、「あー食べたい！」とは思わないというか、食べることは自分と関係ないこと、他人ごと、みたいになっていきました。

2回目はファスティング6日目。久々に会社に出勤して疲れたのか、やはり一人でプチ晩酌。でも、このころはすでに食欲はすっかり息をひそめていましたので、「どうぞどうぞ、好きにやってくださいな」ぐらいで生暖かく見守ることができました。

最初、この気持ちの変化はなんだ？と自分でも驚きました。

でも考えるに、こういうことではないかと。

ファスティング１，２日目は、お腹がグーグー盛大に鳴っていました。お腹が鳴るというのは膨らんだ胃が強く縮むことによる「空腹期収縮」が起こるから。これが起こると「おなかすいた。何か食べたい」と指令が発せられるわけです。ところが、５，６日目ぐらいになるともうすっかりお腹は空っぽになっているので当然「空腹期収縮」は起こらず、起こらないと「おなかすいた」という感覚も「食べたい」という欲も湧かなくなります。つまり、胃の拡大・収縮が食欲のスイッチになっているのではないかと。

エピソード②買い物

本当はもう少し「もう一日・・・」とだましだましファスティングを続けてみようかと思っていたのですが、諸事情から一日伸ばしただけで今日でファスティングを終了することになりました。明日からの回復食に備えて、久しぶりに買い物へ行ったんです。そしたらお店に向かう道中でお腹がグーグー鳴り始め、「おなかすいた！」と。お腹は空っぽでもう縮み切っているはずなのに、鳴ったんですよ。おもしろいですねー!　無意識で「明日から食べられる！」ってわかっているんでしょうね。それに、頭の中でいろいろと明日から何をどう調理して食べようか、と考えていたと思うんです。想像しただけでお腹が鳴ったｗｗお腹が鳴ったことで食欲も復活。思った通り、あれもこれもおいしそうで山のように野菜と果物買っちゃいましたｗ

ここで重要なのは、「食べ物を想像した→お腹が鳴った→食欲湧いた」というこの順番。もはや刺激には動じないと思っていたのに、想像力が空っぽのお腹を収縮させて鳴らせたということです。自分事と捉えるかどうか、自分に許可が出ているかというのも関係しているように思います。それにしても、想像力・イメージの力、恐るべしです。

まとめ

視覚と嗅覚からの刺激に反応していた２，３日目。間違いなく食欲を刺激されていたはずなのに、何も感じなかった５，６日目。この違いは何かと考えたところ、「胃の収縮」と「食欲」に関係があるのではないかという結論に至りました。食事して胃が膨らみ、それが縮むことで「胃が空っぽになったよ。お腹空いたよ。」となって、それが食欲につながると。私はそれまで食欲は脳内にあり、五感による刺激で活性化されるものだと思っていました。もちろんそれもありますが、もう一つ、今回発見したのは、食欲は胃にもスイッチがあるということ。

私のような五感の刺激に弱いタイプの人間が食欲をなんとか抑えたいと思ったときは、お腹にモノを入れないで空っぽにするファスティングは、効果を発揮するのではないでしょうか。

いやあ、食欲に振り回されなくて済む日々は、非常に心穏やかで、静かで、平和でした。「動じない、反応しない」ということが、こうも心地いいとは。修行僧気分が味わえましたｗｗ

それと同時に、普段どれだけ心と頭が食欲に振り回されているか客観的に観察でき、それも良かったです。

明日からまたモノを胃に入れていくわけですが、またあの振り回される日々に戻るのかと思うと、正直ちょっと怖いです。でも、今のこの気持ちを忘れずに、ファスティング瞑想で得たいろいろな気づきを忘れずに、また一日一食の食生活に戻っていこうと思います。

　

この記事がお役に立てたら嬉しいです。