【瞑想】瞑想の種類と分類◆目的によって瞑想を使い分けよう

瞑想

「瞑想」と一言で言っても、さまざまな種類がありますよね。

今日はヨガでいう「瞑想」の種類、それに基づいてたくさんある瞑想を分類してみたいと思います。

ヨガでいう広義の瞑想は3つ

まず、ヨガでいう広義の瞑想は「ダーラナ(集中)」「ディヤーナ(観察)」「サマーディ(三昧、合一)」のことで、これら3つを合わせて「サンヤマ」といいます。

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ダーラナは集中、求心、凝縮。1点に心のエネルギーがギューッと集まる感じ。密度濃い感じ。

反対にディヤーナは拡大、遠心、放射。心のエネルギーが大きく広がり、全体を眺める感じ。密度薄くまんべんなくといった感じ。

サマーディはそのどちらでもあるし、どちらでもない。バランス。陰陽。と、今はこんな感じでいいと思います。

いろいろな瞑想法はおおよそこの「ダーラナ(集中)」と「ディヤーナ(観察)」に分類されます。

ダーラナ(集中)の瞑想法

マントラ瞑想

唱えるマントラに集中します。マントラはお経のようなものと思っていただければいいです。

チャクラ瞑想

体に7つあると言われているエネルギーの集まる場所「チャクラ」に集中します。

数息観瞑想

息をするたびに1から10まで数え、それを繰り返します。

凝視瞑想

形、色、蝋燭の火など、何かしらの対象を見続けます。

問答瞑想

一つの問いについて質問を繰り返してどこまでも掘り下げていきます。

マインドフルネス瞑想

「今ここ」に意識をとどめるようにします。「瞑想」と言っていますが、ダーラナではなく、瞑想の前段階の「プラティーヤーハラ(感覚制御)」という人もいます。

ディヤーナ(観察)の瞑想法

ヴィパッサナ瞑想

今起きている体の感覚、変化、外の世界の変化を同時にすべて感じます。歩く瞑想、立つ瞑想などがあります。

その他:誘導瞑想

指導者の声にガイドされる「誘導瞑想」は、すみません、どこに分類されるかわからないので「その他」としました。

ヨガニードラ

シャバ―サナ(屍のポーズ)でリラックスした状態から、指導者のガイドに合わせて体のパーツ一つ一つを解放していきます。これも「プラティーヤーハラ(感覚制御)」という人もいます。

イメージ瞑想

指導者のガイドに導かれながら、心の中にそのとおりのイメージを描きます。

まとめ

ダーラナはけっこうたくさん種類があるのですが、ディヤーナは私の知る限りではヴィパッサナー瞑想だけでした。初心者向けがほとんどということです。ヴィパッサナー瞑想やってみるとわかるのですが、俯瞰してすべてを同時に感じ取るには1点だけに集中していてはだめで、集中力を保ちながらリラックスもするという、なんとも高度なテクニックが必要です。しかも「あ!これは鳥の鳴き声」とかジャッジしてはいけません。

またダーラナの瞑想法も「頭を空っぽにしたい場合」と「自分の本音を知りたい場合」、「プラーナ(気)の循環を良くしたい場合」では選ぶものが違ってきます。

目的によって、瞑想も使い分けていけるといいですね。

 

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