生理中でもできる108回月礼拝で1年の締めくくり

アーサナ

ヨガインストラクターになってから毎年大晦日に行ってきた「108回太陽礼拝」ですが、今年は生理とぶつかってしまったために、逆転のポーズのなく骨盤周りの血流を促してくれる月礼拝をおこないました。

太陽礼拝と月礼拝の違い

太陽礼拝は前後の動きがメインで、いわゆる逆転のポーズ(頭よりお尻の位置が上に来る)が含まれています。元の位置に戻ってくるまでの1回の流れ(フロー)が12ポーズで構成されているので、カウントしやすいです。

それに対し月礼拝は横の動きが多く、骨盤周りの血流を促すポーズが多いのが特徴です。1フローで左右対称の同じ動きを合計4回行うことになるので、元の位置に戻ってくるまでの時間が長いです。それに太陽礼拝は基本的に吸うか吐く呼吸1回ごとにポーズを変えて動いていくのに対して、月礼拝は呼吸ごとに動くというルールはありません。

108回月礼拝のやり方

このように太礼拝と月礼拝ではいろいろと違いがあるのですが、月礼拝の場合、何で1カウントと数えるかと言うのが一番の悩みでした。先ほども申し上げましたが、月礼拝はある一連の動きを左右対称で行い、それをまた逆に繰り返して元の位置に返ってきます。つまり1フローの中に同じ動きが4回繰り返されることになります。なので、スタート位置に戻ることで4カウントと数えることにしました。ですので27往復すれば108回達成ということになります。

108回礼拝をおこなう際のルール

それはズバリ「おなかが空っぽの状態で行う」です!

一度、大みそかの午後に108回太陽礼拝をやろうと思って、昼に年越しそばを食べてから行ったら胃の中のものが逆流して大変気持ち悪い思いをしたことがあります。それ以降、108回礼拝をおこなう際はお腹が空っぽの状態、つまり午前中か、午後なら昼抜きでやるか、に落ち着きました。

108回礼拝を一人で行う理由

年末になると、108回太陽礼拝をイベントとして行うヨガスタジオや、オンラインレッスンをよく見かけるようになりました。それはそれでとてもいいことだと思います。でも私はそういったイベントには参加しませんし、自分で生徒さんや友人を誘って一緒にやろうとも思っていません。一人でやりたいのです。その理由はいくつかあります

自分のペースで、108回ちゃんとやりたい

大人数が集まると、だいたいガイドしてくれる人がいて、それに合わせてみんなが一斉に動きますよね。最初のうちはいいのですが、時間がたつにつれだんだん疲れ呼吸の長さの違いによって合わなくなってきます。「もうちょっとゆっくりがいい」「休憩したい」「水飲みたい」「トイレ」とか思っても、止まってはくれません。中座したとしても、108回のうちの何回か逃してしまいますよね。それがイヤなんです。ちゃんと108回やりたい。

そもそもなぜ108回行うかと言うと、除夜の鐘と同じで、108個あると言われる人間の煩悩を浄化するためです。

そもそもヨガ自体が自分の内なる感覚と向き合うことなので、周りと合わせる必要などないのですよね。必要なだけ休憩とったらいいし、トイレに行きたいときに行けばいい。それは一人一人違っていて当然です。でも、自分以外の誰かがいて一緒にやっていると、「気兼ねなく好きなように」とはいかなくなります。少なくともわたしはすぐに周りに影響を受けて気にしてしまうタチなので、一人の方が合っています。

②今年一年を振り返り、生きている感謝を捧げたい

なぜ年末に108回やるのかというと、煩悩の浄化という意味のほかに、今年一年無事に過ごせたことを感じそれを神様に伝える意味もあるのだと勝手に思っています。ヨガで呼吸と共に体を動かすことで肉体を持って「生きている」感覚を得、今年1年振り返るといろいろあったけど今こうして生きている、体が動く、それだけでもうありがたいことだと。たぶん普段は全力で生きていないです。108回礼拝なんてもちろんやらないし、きつかったらやめちゃうことも多い。でも体が痛くても動き続けることで逆に「生きている」と実感できるというか。実感できると、有り難さがわいてくるというか。うまくことばにできないけど、そんな感じです。

108回月礼拝をやってみて

最初ペースがつかめなくていつものとおり1ポーズで2,3呼吸してましたが、このペースでは時間がかかりすぎるとわかってからはちょっとペースを上げました。最後の方は自分なりに呼吸と動きが連動できるようになりました。

途中、だんだん股関節周辺の筋肉や関節が痛み出してきて疲れてきたので、休憩&気晴らしに20回ほど太陽礼拝を入れてみましたが気分が悪くなってしまい、それからは月礼拝のみで続けました。個人差があるようですが、私には整理中の逆転のポーズ(しかも多数)は合わないようです。

それからこれは今回に限らず毎回思うことですが、半分の54回まではわりとイケイケゴーゴーで、明るい気持ちで進めるのですが、半分をすぎた中盤、60、70、80回ぐらいまでは心身ともに一番つらい時期です。やってもやってもまだ先が長く遠く感じて、ひたすら「早く終わらないかな」とか「〇〇が痛ーい!」とか、ネガティブなことばかり考えています。

80回を過ぎるとゴールが近づいてきて希望が見えるようになるし、心も疲れてきて余計なことを考えなくなるので、ひたすら淡々と、回数を積み重ねていけるようになりました。最後の数往復はまだ動ける体に感謝の気持ちを持って行えました。

太陽礼拝と月礼拝とどちらが好みか?なんですが、逆転のポーズがなく逆流しない分、月礼拝の方が負担が少ないかもしれません。骨盤・股関節を中心に全身筋肉痛になるのは同じです。あと、一往復で4回カウントできるというのは気持ち的に嬉しかったです。整理痛ももちろん消えました!

関連記事→2021年大晦日の108回太陽礼拝で得た気づき

最後に

整理とぶつかってしまったときは、今年はやめようか、新年になってからするか、とかいろいろ考えましたが、結果的に月礼拝にすることで年末に108回行えたので、自分としては大満足です。これで来年以降同じ状況になってしまったとしても乗り越えられる知恵が一つつきました。もし、108回太陽礼拝が年末恒例のなっているけれど整理になってしまった!と言う人がいらしたら、月礼拝おススメです。

最後になりますが、このブログを訪れてこうして読んでくださる読者さんにも本当に感謝しています。読んでくださる方がいらっしゃるからこそ、本当に励みになり、ブログも書き続けられています。ありがとうございます!

それでは、どうぞよいお年をお迎えください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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