【プラナヤーマ】完全呼吸法にチャレンジ!◆ステップ2:胸式呼吸

瞑想

昨日の腹式呼吸に続いて、今日は完全呼吸法へのステップ2「胸式呼吸」についてお話しします。

胸式呼吸

胸を膨らませる呼吸法のことです。

吸気はもちろん肺に入ります。その肺は肋骨に囲まれています。

胸式呼吸は肋骨と肋骨の間にある筋肉「肋間筋」と肺の下側にある「横隔膜」を伸縮させて肺を伸縮させる呼吸法です。

私たちが普段起きて活動している時は、たいてい胸式呼吸になっています。ただ普通に呼吸しているだけだと、肺や肋骨を最大限動かしているかというとそうでもないことが多いです。

胸式呼吸を練習することで、肋間筋の可動域が広がり肺も広がるようになるので、もっと多くの酸素を取り込むことができるようになります。

胸式呼吸のやり方

姿勢はやはり、起きていても仰向けでもどちらでもいいです。慣れるまでは手を胸の下あたりの肋骨が感じられる当たりに置くと、動きが分かりやすいかと思います。

  1. まずは今ある息を全部吐ききりましょう。
  2. おなかを薄くしたまま鼻から息を吸い、胸・肋骨を大きくふくらませます。肋骨1本1本を押し広げるイメージ。
  3. 鼻から息を吐き、胸・肋骨を縮ませます。肋骨1本1本を閉じるイメージ。
  4. ①と②を繰り返し行います。

肺という風船で肋骨を大きく広げたり閉じたりするイメージです。

肋骨は背中の方にもありますので、背中側にも空気を送るイメージでやってみましょう。

ポイントはお腹は膨らませないこと。お腹にちょっと力を入れておくといいでしょう。

だんだんできるようになったら手を外してやってみましょう。

それもできるようになったら、1呼吸ごとに腹式呼吸と胸式呼吸をスイッチしてやってみましょう。

お腹・腰の膨らみ縮み→胸・背中の膨らみ縮み

という感じです。

胸式呼吸の効果

胸式呼吸をすると交感神経が優位になります。そのため頭がスッキリし、体が活性化して活動的になり、適度な緊張感を感じるようになります。日中起きて活動している時に胸式呼吸になっているのはこのためです。

交感神経が優位になると筋肉が動かしやすい状態になることから、筋トレ、エクササイズ、スポーツ、ピラティスでも胸式呼吸です。

また、胸式呼吸をすると肺を大きく伸縮させることができるようになるので、肺活量がアップします。

さらに、肋間筋や横隔膜を使うことによってその周囲の筋肉、背中の筋肉なども連動して動くようになるため、血流が良くなり、基礎代謝がアップし、ダイエットも期待できます。

呼吸によって横隔膜が上下することでその下にある胃に刺激が加わり、胃の働きが活発になります。それによって消化が促進され消化不良や胃もたれの解消が期待できます。

まとめ

今日は完全呼吸法へのステップ2として、胸式呼吸についてまとめました。

普段無意識にやっている胸式呼吸ですが、いざ集中して最大限動かしてみようとするとなかなか難しいものです。肋間筋なんて、普段意識しませんからね。

腹式呼吸でリラックス、胸式呼吸でリフレッシュ。

交感神経と副交感神経という自律神経を呼吸で整えられるようになれれば、体の不調も自分である程度治せるようになるかもしれません。

たかが呼吸。されど呼吸。

呼吸の持つ力を最大限活かして生きていきましょう。

 

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