ファスティングをされる方は、何かしらの達成したい目標や理想があって取り組まれる方が多いと思います。その理想実現のためとは分かっていても、いろんな刺激を目や鼻から受けたり、食欲コントロールがうまくいかないと、「なぜ自分はこんなことをやっているんだろう」と食べたい気持ちが強まって投げ出したくなりますよね。「食べる」という楽しみを味わいたくなる。しかもファスティング3,4日目ぐらいまではお腹は空くし、「好転反応」といって体中からいろんな形で毒素が出てくるので様々な症状に苦しめられ、全然楽しく感じられない方も多いかと。
私が以前、ファスティング4日目に感じた体の変化についてはこちら。
しかし、それを過ぎたあたりから一気に体調がよくなります。
そして食べられないファスティング中でも楽しいことはたくさんあるんです。
今日はその中から3つご紹介したいと思います。
理想の自分に近づいている実感が持てる
その一つが体の変化です。朝に晩に体重計に乗ってみると、体重や体脂肪が徐々に減っていくのが分かります。体温が低すぎる方も、だんだん体温が上がってきます。血圧が高い方は、だんだん血圧が下がるし、血糖値が高い方も同様です。ファスティングすることで、体の中に不必要に多すぎるいろいろな物質、健全な代謝を妨げている物質、老廃物が一掃されていきます。本当の健康に一歩近づきます。もちろん一回だけや短期のファスティングでは長年ため込んだ老廃物は一気になくなりませんが、それでもかなり改善されるはずです。
特に問題がない人でも、いつも体が重くてだるい、気分が落ち込む、疲れが取れない、すぐイライラする、といったことはありませんでしたか?ファスティングをすると、気分がよくなったり、頭がすっきりしたり、体が軽くなったり、疲れにくくなったりして、今まで感じたことのなかった「軽さ」を感じることができます。今まで抱えていたナゾの不調の原因は、実は食べ物、そして体に溜まった老廃物が原因かもしれません。
筋肉の質が良くなる
私はヨガを日常的にするのでヨガの話になりますが、ファスティング中にヨガをしてると、柔軟性が日に日に増していくのを感じます。
詳しくはこちらの記事に書いています。
関連記事→【ファスティング・ヨガ】ファスティングで筋肉の柔軟性が増す
「私の身体にはまだこんなにポテンシャルがあるのか!」とか、「今までできなかったポーズがとれるようになった!」とか、「こんな感覚味わったことなかった!」とか、とにかく日々発見の連続で、楽しくて楽しくて仕方がないです。特にヨガは動きながら体の内側をじっくり観察するものなので、余計に発見が多いのかもしれませんが、他のスポーツでも、きっと「今までと違う!」と感じられると思います。以前、ある有名なプロ野球選手がファスティングを取り入れてパフォーマンスが上がったという話を聞いたことがあります。体を動かすのが仕事のプロスポーツ選手がファスティングなんてしたら弱くなってしまう!と思われそうですが、これが逆だったんですね。ファスティングで筋肉内や体内に溜まった老廃物がデトックスされることによってもたらされる恩恵の一つかと。
見えなかった真実が見えるようになる
ファスティング中は食べることに関する行為を一切しないので、時間があります。
それについてはこちらの記事で詳しく書いています。
参考記事→【ファスティング】ファスティングは「食べない瞑想」。「食べること」に費やすエネルギーや時間について考えた
それに食欲というモノから解放されることによって、一歩引いた目線で、世間で常識とされることとか、「食べる意味」とか、普段考えないいろいろなことを考えたり、隠されたまたは歪められた真実に気づくようになったりします。
ファスティング前だったら疑いもしなかった常識や考え方。
それについて「なんかおかしいんじゃない?」と思えるようになった自分。止まない思考。これが楽しい!
「目が開く」とはまさにこういうことだと思います。
まとめ
今日はファスティング中の楽しみについて、3つご紹介しました。
通常なら「食べる」ことが生活の中の大きな楽しみの一つで、それに時間と意識が奪われてしまいますが、食べないこの時期だからこそ起こる体のいい変化に気づき、自分のポテンシャルが発見でき、一歩引いた視点で世界を見、普段なら考えないようなことについて思いを巡らすことができるのだと思います。
ファスティングはガマン、つらいものだと思われがちですが、楽しいこともあるんですよ。
この記事が参考になったら嬉しいです。
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