2023年冬至◆かぼちゃと、柚子と、感謝の祈り

生活

今日は冬至ですね。

近年、昔ながらの日本の年中行事をちゃんとしようと思うようになりました。ハロウィーンじゃなくてお月見、クリスマスより冬至、バレンタインより節分。昔から続いている慣習や行事には、その時期にそれをやる意味がちゃんとあることを中年になって知りました。若いころは意味など関係なく、ただただ騒げればそれでよかった(笑)

参考記事→2023年9月の秋の味覚と十五夜

冬至とは

一日のうち、昼間がいちばん短い日。つまり、太陽エネルギーが一番弱い日。この日のこの時間(冬至点というそうです)を境に、また徐々に太陽のエネルギーが強くなっていく日でもあります。

冬至にするといいこと

かぼちゃを食べる

冬至にはかぼちゃを食べ、柚子湯に入るといいと言われています。

かぼちゃって、実は夏野菜なんですよね。カンボジアから来たからかぼちゃって名前が付いたのは有名な話。カンボジアって暑い国で、そこで採れるぐらいだからカボチャは夏野菜。実家からかぼちゃが送られてくるのも夏。でも私の中でかぼちゃは冬至に食べるイメージが強くてなぜか冬野菜だと、矛盾にも気が付かずに長いこと思っていました。

かぼちゃって保存がきくんですよね。丸ごとのままだったら夏に収穫したものが冬になっても悪くなりません。飽食の時代となった今では季節を問わずいろんな野菜が簡単に手に入りますが、それこそ昔は冬は農作物の収穫が減る時期。冷蔵庫もない時代に常温で長持ちするかぼちゃは貴重な緑黄色野菜であり栄養源だったようです。

柚子湯に入る

冬至に柚子湯に入る理由について調べてみると、「冬至」=「湯治」で、旬の香りの強い柚子をお風呂に入れることで邪気を払い体を清める禊の意味があったようです。へー、知りませんでした!それに加えて実際柚子には血行促進作用があり、お肌がツルツルになる成分が入っていますから、冷えと乾燥が気になるこの時期にはまさにうってつけです。

感謝のお祈り

先ほど説明した通り、冬至を境に再び太陽のエネルギーが強まっていくため、冬至の日に放った祈りや願いは、その後増幅されていくという。冬至のことを「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼び、運が再び強まる初めの日とするのも同じことなのでしょう。お願いごとをしてもいいのでしょうが、そんな「もっともっと」という不足感からくる欲張りな心を投げかけるよりも、今あるものへの満足感、手にしているものや生きていることへの感謝を放った方が、さらに感謝するものが増幅されるのでよさそう。神社をお参りするときと同じですね。

参考記事→初詣で神様に伝えた言葉

今年の冬至の過ごし方

というわけで、今年の冬至点(太陽の長さが一番短くなって切り替わる瞬間)は12月22日の12時27分ということだったので、その時間に我が家の神棚に向かって感謝の祈りを捧げました。そして醤油麹で煮たかぼちゃを食べ、柚子りんごを食べ、夜は柚子風呂(といっても実がないので皮と果汁を入れたお風呂)にゆっくり浸かろうと思っています。

最後に

宇宙とともに、地球とともに、季節とともに、自然とともに。

すべてとつながって、今日も生かされていることに感謝したら、心も体も満たされまくり。

毎日がもう二度とは返ってこない特別な日だけど、その移ろいゆく中の2023年冬至というこれまたやはり特別な日を味わっています。

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