2023年9月の秋の味覚と十五夜

食べ物

今年の夏は暑かったですね。

9月の下旬になっても、まだエアコンが必要なほどの暑さを感じる日があります。

秋の味覚の届け物

まだ暑い日がありますが、9月に入って秋を感じるようになりました。

最近ようやく空気の中から湿気が抜けて重苦しさが和らぎ、朝晩が過ごしやすくなってきましたね。

新米と栗

栗ご飯

まず、9月中旬ごろ実家から新米と栗が届きました。例年より早めの稲刈りだったそうです。早速栗ご飯と、今年も頑張って渋皮煮を作りました。

渋皮煮

新潟県産二十世紀梨

それから、義実家から梨が届きました。今年は暑かったから甘味が強いそうです。毎日1つを夫と一緒に食べています。果物は消化に負担がかからないので不食者の胃腸にも優しくて大好きです!

中秋の名月

それから今年は9月29日が十五夜、はじめはちょっと曇りでしたが夜が深まるにつれ満月が見られました。

お月見は実は2回!?

ちなみに「十五夜」とは旧暦の8月15日のことで、一年でいちばん空気が澄んでキレイに月が見えると言われています。「お月見」というとこの十五夜のことを思い浮かべますが、実はこれだけだと「片見月(かたみづき)」と言ってよくないそうです。次に巡ってくる十三夜(旧暦9月13日のことで2023年は10月27日)、できれば十日夜(旧暦10月10日のことで2023年は11月22日)にもお月見をした方がいいのだそう。知りませんでした!

なんかお伊勢参りといい、お月見といい、日本は1回限りで終わりではなく2回やって完成になる行事があって、面白いです。

けんちん汁とお月見泥棒

私が育った田舎では、月見団子のほかにけんちん汁もお供えをするのが一般的です。そして「お月見泥棒」と言って、近所の子供たちが家々を回ってお供えものを食べたり盗ったりする風習がありました。私がまだ子供の頃、お月見泥棒に来た近所のお兄さんが我が家の作り立てけんちん汁を飲んで舌をやけどしながら逃げて行ったのを覚えています(一応「泥棒」なので)。

そんな子どものころの懐かしい記憶を思い出しながら、けんちん汁と月見団子)を作ってお供えしました。お供えした餅の数が少ないのは15個か5個だと知らなかったから(苦笑)。そのあと、せっかくなのでいただきました。

最後に

バレンタインやハロウィーンなど商業目的の行事やイベントはあまり興味がないのですが、日本の風土や暦(旧暦)に基づいた昔からある行事には自然の摂理と先人たちの深い知恵が込められていて、しみじみとするので大好きになりました。歳ですかね(笑)

片見月にならないよう、また来月、お団子作って十三夜の月を愛でたいと思います。

四季を感じられるのもまた日本ならではのいいところ。

夏の終わり、秋の始まり、秋の深まり・・・これからも日々の移ろいを丁寧に感じていきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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