みなさんはお金持ちになりたいですか。
いくらあったら心から安心できますか。
お金持ちになったら悩みや問題はなくなると思いますか。
今日はお金持ちでも悩みはあるのか、あるとしたらどんな悩みなのか、そしてそれから私が思ったことを記事にしていきたいと思います。
お金持ちの悩みあるある
お金がたくさんあったら大概の悩みは解決できますが、それでも悩みは尽きないそうです。お金持ちの悩みでよくあるのは以下とおり。
- 子供の教育
- 資産保全(失いたくない)
- もっとお金が欲しい
- 時間がない
- 異性関係
- 相続・事業継承
順に見ていきます。
子供の教育
子どもにはできるだけいい教育を与えたいというのが親心。授業料が年何百万もするような超一流と言われる学校にお金持ちはこぞって子どもを入れようとします。そのための塾代、習い事、学校への寄付など合わせると、年間の教育費はかなり高額になるそう。それに受験となると、子供の学力はもちろん親の学力や家庭環境など、お金で解決できない問題もあるから悩ましいのですね。
資産保全(失いたくない)
お金をたくさん持つようになると、それを失うのが怖くなるという悩みです。築いた資産をどうやって守ろうかと考え、リスクを回避するために株式、債券、ゴールド、不動産、外貨預金など、分散地獄に陥るそうです。たしかに、株式投資にしてもちょっとした株価の下落で何百万どころか何千万、何億と一気に目減りするわけですから、その恐怖は計り知れないでしょう。
もっとお金が欲しい
なんと、億以上の資産を持っている大富豪ですら、もっとお金が欲しいと考えているそうなんです。富裕層は富裕層でコミュニティを形成していて、その世界に入ると「上には上がいる、自分は全然まだまだだ」と痛感させられるらしいのです。富裕層の上の方にいっても「自分はもっとやれる、もっと上が見たい」と思うらしく、「もう十分だからやめよう」とは思えないそうです。どれだけ稼いでも満足できないって、つらいですね。
時間がない
ビジネスが成功して会社が大きくなればなるほど、それにともなって責任も重くなります。会社の経営、社員の給料、売り上げの維持と新規ビジネスの立ち上げ、家族の暮らしや子供の教育などが重くのしかかり、時間に追われワーカホリック状態になってしまうそう。ビジネスをしっかりやりながら、家族との時間、自分のための時間なども取ろうとすると、時間はいくらあっても足りないというのはなるほどとうなずけます。
異性関係
お金持ちみんながそうだというわけではありませんが、自由になんにでも使えるお金があるからこそ、性欲にもブレーキがかからず愛人を作ってしまうのでしょうね。のめりこんだら最後、家庭は崩壊するし、お金も貢いですっからかんになるし、ビジネスにも影響が及んで会社が傾く、なんてことも。
相続・事業継承
相続税とだれに何をどれだけ残すのかという悩み。お金持ちともなれば財産の半分近くが相続税として持っていかれるそう。だからいかに相続税を少なくするかの対策が必須です。そうして残った財産を家族みんなが不平不満を持たないように分け与える。相続争いで家族が骨肉の争いになるというドラマ、よく見ますもんね。会社も子供に継がせるのがいいのか、それとも優秀な部下に継がせるのがいいのか、これは大いに悩むところだと思います。
お金持ちの悩みを知って思ったこと
いくらお金があっても、恐怖や不安はなくならないんだということが分かりました。そして金銭欲や性欲などの欲望はどこまで行っても満たされることはなく、終わりがないということもよくわかりました。
やっぱり人は人なんですよね。お金持ちだろうが、そうじゃなかろうが、「失うのが怖い、不安、もっとほしい!」と思っているのは同じだな、と。結局苦しいのです。
となると、苦しみから解放されるのに必要なのはお金の有無ではなく「心(マインド)」「考え方」となってきます。
ヨガの教えで苦から解放される
そこでポイントになるのが「足るを知る(サントーシャ)」と「貪らない(アパリグラハ)」いうヨガの教え。
関連記事→ヨガ八支則step2「ニヤマ」その②「知足(サントーシャ)」とは
関連記事→ヨガ八支則step1「ヤマ」その⑤「不貪(アパリグラハ)」とは
「自分は生きるのに必要なモノはすべて持っている、十分足りている」もしくは「必要以上に欲しがらない、執着しない」という考え方です。この考え方ができれば、お金の多い少ないに関係なく自分の内側は常に満ち足りて、不安なく暮らせます。苦から解放されます。
稼ぎが少なくても、貯金が少なくても大丈夫。
無駄遣いをしないで生活費をミニマルに。所持品もミニマルに。そうしたら少ないと思っていたお金でも十分暮らしていけます。
健康的な心と体は資産です。健康でさえあればどんな仕事だってできるしいつまででも働いて稼ぐことができます。そのために健康的な食事や運動に気をつけましょう。旬の食材は安くて栄養価が高いですし、運動もストレッチ、ヨガ、ウォーキング、ジョギング、掃除など、お金をかけずにできるものはたくさんあります。
自然に近いところで生活します。田舎ならさらに住居費が安く抑えられますし、山菜や野草、湧き水などがタダで入手できるので食費削減で栄養ばっちり。畑で家庭菜園もできるし、農作業で体も鍛えられます。なんなら不食や少食になれば食べ物さえもほとんど必要なくなります。自然に近いところで自立した生活をしていると、「ああ、自然に生かされている」「なにかあってもなんとかなる」という安心感を得られるでしょう。必要なモノはすべて自然が与えてくれていると感じることができます。
少ないお金で生活できれば、遺産相続や財産を失う怖さとも無縁です。
そうするとほら、お金が多かろうが少なかろうが、関係ありませんね。
最後に
お金持ちの悩みを知ったとき、「なーんだ、お金持ちになっても結局「怖い、不安、もっと欲しい」という悩みはなくならないのか」という、ちょっとがっかりというか、諦めに近い感想を抱きました。「だったら今のままでいいじゃないか」と。
確かに生きていくうえでお金は必要です。私もお金、大好きです。でも、安心感を得るために多く持つ必要もないのです。
自分と周りが幸せに、一生楽しみながら生き抜けるお金があれば十分。私は今の小さな住処での質素でていねいな暮らしが気に入っているし、少ないながらも貯金もできているので、けっこう楽観的に安心&満足して暮らせています。
私はこの「足るを知る」マインドを持つことでだいぶラクになりました。
皆さんはどうですか?
お金持ちになるのと、「足るを知る(サントーシャ)」マインドになるの、どっちが自分にとって簡単でラクにできて幸せだと思いますか?
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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