世界は主観でできている◆幸も不幸も自分次第

考え方

SNS恐怖症克服をきっかけに、私の世界はかわりました。

関連記事→SNS恐怖症だった私が一歩踏み出せたきっかけとは?

正確に言うと、私が世界をどう見るか、何を見るか、どういう状態で見るかが変わりました。

つまり私がかけている色眼鏡のフィルターが変わったこと、たったそれだけで、起きている事象は同じなのに受け取り方が全く違うものになり、毎日幸せと感謝を感じられるようになりました。

今日はそのことについて記事にしたいと思います。

世界を決めているのは主観

人は誰でも「フィルター」や「色眼鏡」を通して世界を(あるいは自分を)見ています。「主観」ともいいます。

例えば、夏のよく晴れた青空を見て「いい天気!気分上がる!」と思う人もいれば、「日焼けしそう。サイアク~」と思う人もいると思います。「よく晴れた青空」という同じ現象を見ても、捉え方や抱く感情はまるで違うということ。

では、余命半年という宣告を受けた場合はどうでしょう。この場合でも、「なんで自分なんだ!なんでこんな目に遭わなきゃいけないんだ!」と不運であることを嘆き悲しむ人がいる(実際多いと思います)一方で、「あと半年の命なら悔いが残らないように一日一日を本気で生きよう」とか「病気になったおかげで家族が優しくしてくれて、一緒にいる時間が増えた。病気に感謝だ」と思う人も実際いるようなんです。これも起きている現象は「余命半年」「病気になった」という「事実」だけなんですが、そこにいいとか悪いとか、幸運・不運だとかのラベルを貼るのはヒトの「主観」なんですよね~。

「エゴ」と「マーヤ」

ヨガではこのように「主観」を決めているフィルターのことを「エゴ(自我)」と呼びます。そしてエゴを通してしか見られない現実世界を「マーヤ」と呼びます。マーヤとは幻想、イリュージョンのこと。つまり私たちが見て、判断している現実世界は真実の世界ではなく、実際には存在していない幻の世界だということになります。

実際に起きていることは「晴れた」「空が青い」「病気になった」「余命半年」という「単なる事実」であり、そこに善悪やラッキーアンラッキーはないんです。それが「真実の世界」。

ということは、どうせ「エゴ」という「フィルター」を通して「幻」の世界しか見られないのだとしたら、自分が「いい気分」「幸せ」「感謝」「幸運」を感じられるような「フィルター」をかけた方がよくないですか?ラッキーなことに、このフィルターは自分の意志で付け替え可能なんです。

だまし絵でわかるモノの見方、焦点の当て方

「何をどう見るか」でよく取り上げられるのがだまし絵です。

こちらは有名な「ルビンの壺」

ac-illust.com

白い方に焦点を当てると向き合った二人の横顔が浮かび上がり、黒い方に焦点を当てると黒い壺(花瓶)が見えてきます。

 

こちらも有名な絵。

wikipediaからお借りしたW.E.ヒルによる絵

見方によっ老婆にも夫人にも見えます。

 

このだまし絵でわかるのは、一方にしか見えないという人は、その見方しかできない「思い込み」があること。そして2つのものが見えるようにするには、焦点の当て方、モノの見方を変える必要があるということ。

何を、どう見るか、どこに焦点を当て、もっと言えば自分がどんな状態で、何を見たいと願って見るかによって、見えるものが違ってくるということです。

物事には必ず白と黒の2つの面がある

勾玉(まがたま)をご存じですか?これです。

ac-illust.com

白い部分と黒い部分が合わさって一つの全体をなしています。真ん中で直線でパツっと半分こされているわけではなく、ゆるやかなグラデーションで変化しているように見えます。そして白い部分の中にも必ず黒い点があり、黒い部分の中にも必ず白い点があります。

全てのことは白黒はっきり分けることはできないということを表しているのと同時に、全てのことには必ず2つの面が存在しているということも表しています。

最後に

自分が何を見たいか、どういうところに焦点を当てるかによって、見えてくる世界が違ってきます。

同じ絵が、若い女性にも見えれば、老婆にも見える。どちらを見たいかは、自分自身で決めることができます。それは思い込みを捨て、ちょっと焦点の当て方を変えるだけでいいのです。

物事のいい面に焦点を当てるか、悪い面に焦点を当てるか、

自分が幸せで幸運だと思いたいのか、不幸せで不運だと思いたいのか、

それは自分自身で選べるのです。

今自分が見ている世界は、自分が選んだ「思い込み(エゴ・フィルター)」によってゆがめられた「現実世界(マーヤ・幻)」。でも「エゴ(フィルター)」はいつでも、どのようにでも取り換えが可能です。もし、今見えている「現実世界(マーヤ・幻)」が苦しくてイヤなら、その「思い込み(エゴ・フィルター)」に気づいてさっさと手放し、少しでも自分が気分よくいられるような「思い込み(エゴ・フィルター)」をかけましょう。

ポイントはちょっと見方、焦点を変えるだけです。

忘れそうになったら、だまし絵を思い出してくださいね。

そして、どう頑張っても今いる世界が苦しみにしか映らないなら、そこから離れるのも大いにありです。逃げることで済むなら逃げてください。助けが必要なら大声で助けを求めましょう。

自分が「いい気分」「幸せ」「感謝」「幸運」を感じられることを一番に考えてくださいね。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました