ヨガ八支則step2「ニヤマ」その④「読誦(スヴァディアーヤ)」とは

今回は日常生活でするべき5つのこと「ニヤマ(勧戒)」の

4つ目「読誦(スヴァディアーヤ)」について

考えていきたいと思います

  1. ヤマ(禁戒):日常生活でしてはいけない5つのこと(非暴力、偽らない、不盗、不貞、不貪)
  2. ニヤマ(勧戒):日常生活でするべき5つのこと(清浄、知足、鍛錬、学ぶ、神への献身(手放し委ねること))
  3. アーサナ(座法)
  4. プラナヤーマ(呼吸法)
  5. プラティヤハーラ(感覚制御)
  6. ダーラナ(集中、凝念)
  7. ディヤーナ(瞑想、観想)
  8. サマーディ(三昧、合一)

「読誦 (スヴァディアーヤ)」とは

もともとは「書物で学ぶこと、勉強すること」という意味です

書物とは主にヨガの聖典や物事の真理について書かれたものを指します

  • ヴェーダ(Veda):紀元前1500年~紀元前500年ごろにインドで編纂された一連の民族宗教の聖典
  • ウパニシャッド(Upanishad):紀元前800年~紀元前500年ごろに書かれた奥義書
  • バガバッド・ギータ(Bhagavad Gita):紀元前500年~紀元前200年ごろに書かれたインドの叙事詩マハーバーラタ(Mahabharata)の一部で、「神の歌」と言われている聖典
  • ヨガ・スートラ(Yoga Sutra):400年~500年頃に聖者パタンジャリによって編纂された経典

このような聖典を生涯を通して学ぶことによって

そこで得た知識を生活に生かそう

自己を高めて成長させよう

そうして「サマーディ」を目指そう、ということです

「読誦(スヴァディアーヤ)」 の実際

「学び」は何も聖典だけに限りません

毎日の生活や体験からも

なにかしらの気づきや学びはあります

 

今なら書物(本)以外にも

講座やセミナー、インターネット、動画など

様々な学習ツールがありますし

ヨガ、スポーツ、趣味、仕事、人間関係、旅行など

ありとあらゆることからも学ぶことができます

 

ヨガに限って言えば

安全で怪我しない体の使い方や

解剖学的な体の構造を学ぶことになりますし

 

体を作る食べ物に関心が行き

そこから内臓の働きにも興味を持つようになりますし

 

瞑想によって意識や心の作用についても

気づきから学ぶことになります

 

常に好奇心を持ち 

open mindでアンテナを張って

「学び」をキャッチする

何事も経験してみる 

 

そうして得た「学び」で自分を振り返り 自分に還元し

自分を高めてよりよい人生にしていく

周りも社会もよりよくしていく

「学び」は財産です

まとめ

「読誦(スヴァディヤーヤ)」 とは、

「学びを通して自己を成長させていくこと」でした

 

何歳になっても学び続けることは大事です

人生の最後まで、自分を高めていきたいものです

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