元旦に起きた地震後にしたこと

シンプルライフ

元旦に起きた地震をきっかけに、備蓄品や防災について再確認された方も多いのではないでしょうか。

私は東日本大震災のときの強烈な体験から、これまでも持ち物やその置き場所などには気をつけるようにしていました。が、やはりお金がかかるものなどは後回しにしてしまっていました。

しかし今回、我が家も万が一のときのためにいろいろ見直しを行いました。

備蓄・防災の見直し

前回の記事でも書きましたが、最低限これさえあれば生き延びられるものは何かと考えたときに、電気・水・トイレだと。今の生活に電気は必需品だし、例えば1週間何も食べなくても死なない自信はあるけれど、水とトイレがないのはムリです。

電気

太陽光で充電できるポータブル電源「Jackery 1000 plus」を購入しました。

※写真は公式ホームページからお借りしました。

実は私は以前から欲しかったのですが、お高いしすぐに必要なモノではないので夫からOKが出ませんでした。しかし今回のこの地震で、やっと夫が首を縦に振ってくれました。

これに昼間蓄電しておけば、いざというときはもちろん、普段の生活でも使用すれば節電できます。電気があれば暑さ、寒さはしのげるし、スマホやPCなどの通信手段も使えるし、とにかく安心です。

飲料水

我が家は10年保存が利く備蓄用飲料水を2ℓ×12本のものをすでにストックしています。

しかし今回能登で断水したまま復旧しない様子を見て、とにかくどんな水でも飲み水に変えられるものを用意しておいた方がいいと思い、英国陸軍も使用している「LifeSaver」という携帯浄水器を購入しました。

※写真は公式ホームページからお借りしました。

これ、我が家が調べた中で最強の浄水器です。ウイルスや細菌なども除去できるすごいフィルターがついているので、お風呂の水はもちろん、サイアク道路に溜まった雨水や泥水だって飲み水にすることができます。

ただ、予想より大きくて、横に置いた1ℓのペットボトルと比較してみるとそれより大きいのがわかります。

持ち運びに便利なベルトがついていたので、今はとりあえず非常用持ち出しリュックにベルトをひっかけています。

生活用水

生活用水の対策としては、水道水を入れたペットボトルを12本程度ストックしているのですが、やはり断水が続いた時にこれでは足りないと思い見直しました。

これまではお風呂のお湯は洗濯に使った後すぐに栓を抜いて湯船を洗ってしまっていたのですが、それをやめてお風呂に溜めっぱなしにすることにしました。

お風呂の貯水量って、実はばかにならないですよね。これだけの水があれば、トイレの洗浄やちょっとした掃除洗濯にも使えますし、家庭菜園の水やりもできます。

これでの飲み水と生活用水の心配も減りました。

トイレ

これも携帯用トイレを20回分用意してありましたが、やはりトイレが使えない状態が数日~数週間続くことを考え、買い足すことにしました。一日5回×2人×1週間で70個。

さらに、1週間を超えたときのことを考えて、トイレセットを自作できないか調べたところ、100均グッズを使った非常用トイレの作り方を紹介してくれるYoutubeを見つけました。

全員必見!大もできる激安非常用トイレの作り方。災害、登山、旅行に!見ないと損です。(ママキャン)

4つのアイテムだけそろえておけば非常用がなくなったときに自作できる安心感、そしてなんといってもコスパ最強!

家具の固定

大きな地震がきたときの家の中の安全性も見直しました。我が家はモノが少ないので床にモノが散らばってて逃げ道が確保できないとか、頭の上からモノが降ってくるとか、そういう心配はありません。しかし、大きな家具を固定していませんでした。キャスターがついているものは固定しないで動けるようにし、テレビと冷蔵庫だけ固定しました。

テレビは転倒防止粘着マットを貼ってキャビネットと固定

 

冷蔵庫は突っ張り棒で固定

これで大きい地震がきても、とりあえず倒れてきて大けがするものはなくなったかと。

避難場所の確認

ここに越してきてから避難場所を確認していませんでした。ということで、改めて最寄りの避難場所を確認しました。特に夫が会社に行っているときなど夫婦が別行動をとっているときに大地震が来た場合に落ち合う場所を確認しました。

募金

多くはないですが、できる範囲で。

募金先は、被災状況に応じて募金を振り分けてくれるということで赤十字にしました。

令和6年能登半島地震災害義援金(石川県、富山県、新潟県、福井県)

一日も早い復興を心より願っています。

最後に

地震後、私にできることはなにかと考えて、思いついたことを片っ端からやってみました。

そして、自然にマインドが変わりました。

本当に、何事もなくいつもと同じ毎日が過ごせることの有難さ、蛇口をひねればきれいな水が出、スイッチ一つで電気がつくことの有難さ、電車が遅れず時間通りにやってきて、舗装された道路を走れることの有難さに、毎日毎日感謝できるようになりました。

「当たり前」だと思っていたことが、実は「有り難い(あるのが難しい)」=「奇跡」だと、毎日幸福感に包まれ、感謝して生きられるようになったのは、地震のおかげかもしれません。

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