桜や家庭菜園などの自然で「今」を感じる練習

関東地方は今桜が満開ですね🌸

本格的な春到来といったかんじです。

日本人が桜が好きな理由の一つは、「今この時」を感じ、しみじみ味わうことができるからじゃないでしょうか。

今日は「今」を感じるのに「自然」を利用するとわかりやすいよ、という話をしたいと思います。

桜で感じる「今」

長い冬を乗り越え、温かくなった喜びと共に咲く桜。

でも咲いている時期は1年のうちのほんのわずか。

その短い期間にできるだけ「今この時」を満喫しようと、お花見したり、散歩に出かけたり、眺めたり、写真を撮ったりしますよね。

この時期だけは毎日散歩に出かけ、桜のつぼみ、〇分咲き、満開、はらはらと散る様と変化を味わいつくそうという人もいます。

本当は桜に限らず自然も人も何もかも毎日同じではないので、桜を目一杯愛でるように一瞬一瞬の変化、日々の変化を感じて味わえれば、毎日「今この時」を感じられて充実してくるのでは?

その点、農業や漁業、園芸など自然を生業とされている方、外でお仕事されている方、田舎暮らしの方、お子さんやペットがいる方は、それがよくわかるのではないかと思います。

家庭菜園で感じる「今」

我が家は田舎暮らしではないし子どももペットもいない賃貸暮らしですが、ベランダでプランター菜園をしています。

野菜を育て始めてから日々「今」を感じられるようになりました。

毎日水やりをしても次の日表面が乾いているし、風が強い日もあれば雨の日もあって同じ日はありません。そして当たり前ですが、植物は日々成長しています。同じではありません。

寒い間何の変化もなかった(ように見えた)ブロッコリーは暖かくなったとたん日々ニョキニョキと成長し始めました。「旬」の時期は短く、収穫をさぼっていたらあっという間に花が咲きました。今はもう葉っぱが枯れ落ちてしまいました。

ブロッコリーにならなかったブロッコリー

同じく水耕栽培していた大根は、花が次々と咲き、かなり巨大化しました。そしてある日どこから入ってきたのかわからないアブラムシがつき、気持ち悪いけど殺すのもかわいそうだからベランダに出したらあっという間にびっちり茎を覆ってしまいました。(下にアブラムシ付の写真が出てきます。イヤな方は見ないでください)

水耕栽培の大根の切り口。花は先端にだけ残っています

ミックスサラダの残りの種をまいたら、ある日ちょこんと顔を出し、毎日わずかずつですが、確実に成長しているのがわかります。

冬の間変化がなかったミニバラも、最近若葉が育ち始めました。

新しいピンクのトゲの枝とちょこっと新芽が

まとめ

「今」の連続が「変化」になって見えているんですよね。

ただ出来事がずっと今目の前で起こっているだけなんですよね。

そこには「善悪」も「正しい・間違っている」のジャッジはない。

「過去への執着」や「未来への不安」もない。

それらを付け加えているのは、私たち人間。

それらが入った時点で「今この瞬間」を「見ていない」とも言えます。

感情や思考を入れず、起きていることをただ眺め、よく味わうのが「今を生きる」ということ。

桜を愛でるように、目に焼き付け、匂いを嗅ぎ、風にそよぐ音を聞き、温かさを感じ、体全体で味わうということ。

しかし、本当に「今起こっていること」を全部感じようとするとなかなか五感が忙しいです。というのも、桜のほかにも風は吹いているし、鳥は鳴いているし、呼吸もしているし、体も動かしているし、し、太陽も雲も動いているし・・・と同時進行でいろいろなことが起きているからです。瞑想で全部一気に感じられるように五感を鍛える、もしくは優先順位つけないとですね(笑)

ということは、今を感じることだけでもこんなに忙しいのに、過去や未来や自分に関係ない情報に意識を向けている時間は、本当はないんですよね~

 

「今日」「今このとき」はもう二度とやってきません。

今日も自分が優先順位をつけた「今」を桜を愛でるように味わっていきましょうね。

 

この記事がお役に立てたら嬉しいです。

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