みなさんは自由に使える時間があったら何をしますか?
趣味がありますか?
その趣味を楽しんでいますか?
久しぶりに大学院時代の友人に会いました。
出会ってからお互いずいぶんいろいろ環境も状況も変わりましたが、それでも会えばなんでも話せる数少ない「親友」と呼べる人です。
結婚して家庭を持ち、さらに子育ても加わると、なかなか一人で自由に使える時間が持てないものです。いろいろ話をした中で「一人の時間や隙間時間ができたとき何をする?」という話をしたときの友人の答えがとても印象深かったので、記事に残しておきたいと思います。
趣味とは?
仕事や義務ではなく、もちろんお金のためや世間体のためでもなく、自分が好きなこと、時間があったらしてしまうこと、ただただ自分がしたくてしていること、やっていると楽しいし、あっという間に時間が過ぎてしまっていること、自分の内側から勝手にモチベーションが湧いてくるもの、そういうものは趣味だと思います。
この前提に立って、ちょっとでも自分が自由に使える時間ができたら何してる?それをするために時間を作るとしたら何?という話をしました。
わたしの趣味
まずは「瞑想」です。
お金にならないし、自分以外の何の役にも立ちませんが、私はこれが大好きです!
瞑想といってもいろいろあります。
静かに座って目を閉じるスタイルのいわゆる「瞑想」も好きですが、今行っている行為に集中しするいわゆる「マインドフルネス」も気づけばよくしています。
たとえばヨガも、体の内側、筋肉や関節、骨に意識を向けるので瞑想と言えます。ほかにも掃除なら「掃く、磨く、拭く」などの行為に集中すればお掃除瞑想、歩くときに足の裏や筋肉の感覚に意識を向ければ歩行瞑想、味・匂い・食感などに集中すれば食事瞑想になります。
それから、こうしてブログを書くのも好きです。趣味だと言えます。
「書く」という行為が子どものころから好きでした。読書感想文なんかも得意で、すらすら言葉が湧き出てきましたね。中学生のころには小説も書いたことがあるし、海外に住んでいた頃は日記代わりにブログを書いていました。
ブログは言語化することで思考の整理にもなるし、記録にもなります。
ブログとして公開する以上、誰かの目に触れるわけですから、いろいろな情報も調べるし、表現や語彙も考えます。それによって知識や考えが深まったり、表現力が豊かになったりするのも面白いです。
だれも読んでくれなくても自分は書くことで満足できるし、読んでいただければそれはそれでもっと嬉しい。
それから最近始めたプランター菜園も、趣味と言っていいでしょう。
上手くいって食材になったら嬉しいし、うまくいかなくて収穫できなかったとしても、日々植物のお世話をし、成長を見守ることだけでもしみじみとした楽しみがあります。うまくいかなかったときは「次こそ!」と原因と対策を調べまくる原動力にもなります。
友人の趣味
気づけばしていること、それは「論文」だそうです。
友人は大学院時代からずっと同じテーマで研究論文を書いています。観察して、記録し、たくさんの先行研究からの知見や情報を脳に蓄積し、それらを使っていろいろと思考することがたまらなく面白い、そしてそれを文字化して記録することも面白いとのこと。
二人の子供を育てながら、「朝起きたらいつの間にか論文のこと考えているし、子どもが寝たりして時間ができたら論文書いちゃう」だそうです。根っからの研究者体質(笑)
いろいろな趣味の人がいるけれど、「論文」ってレア!
いろいろな研究者、論文執筆者がいるけれど、友人のようにまっすぐな探求心、知的好奇心で、世の中をちょっとでもよくしたいとの思いから研究を続け、論文にまとめてくださっている方々は本当に心から尊敬します。
趣味に優劣はないけれど、友人の趣味、とても高尚に思えました(笑)
人に言えない趣味でもいい
ただ私の場合「私の趣味は瞑想です」って、ちょっと ヘン な人と思われそうで言いにくい(笑)
友人も同じで「私の趣味は論文です」って、かなりヘンな人に思われそうで言えないと言って二人で笑い合いました。
それでもいいですよね。だって好きなんだから。
趣味は本当に人それぞれ、いろいろあっていいと思います。
ゲームでも、料理でも、楽器でも、カラオケでも、ダンスでも、スポーツでも、写真でも、マンガを読むのでも、何かの収集でも、本人がそれをやることが楽しくて、充実感が持てて、ストレス解消できたら、それはその人にとって価値のあること。
ポイントは「損得勘定抜きで」好きかどうかです。
趣味は真我とつながっている?
大人になると、知らず知らずの間に「損か得か」が基準となって物事を判断したり決定したりしている場合が多いです。
しかし、何の見返りもなく、ただ自分が「楽しいから」「好きだから」「したいから」「得意だから」という理由だけでずっと続けられること、熱中できることがあるとすれば、それはその人の持って生まれた強みであり、本当の自分「真我」にも結び付いている可能性があります。苦もなくとことん追求できるので、知らない間にさらに磨かれていき、立派な「個性」「強み」となるでしょう。最近ではそうやって高められた「個性」や「強み」を活かして収入を得ている人も多くなったような気がします。もちろん収入だけが人生のすべてではありません。お金にならなくても、自分以外の人の役には全然たたなくても、自分にとって意味のあるものなら十分豊かな時間、幸せな人生を送れると思います。
「好きなように、生きていく」
「あるがままの自分で、生きていく」
とは、こういう真我の声に忠実に、損得勘定抜きに趣味を楽しむことで、個性や強みが磨かれエネルギーが高まり、気分よく充実した人生が生きられるということなのかもしれません。これぞ理想的な人生ですよね。
まとめ
人生を豊かにするうえでも、ストレス解消するうえでも、趣味はいいものです。
「趣味はない」という人も、気づいていないだけかもしれません。
普段何気なくやってしまっていること、子どものころ好きだったこと、苦も無く他の人より上手にできてしまうこと、やっていて楽しいこと、そういったもの、ありませんか?
なければないで、それもいいです(笑)
ぼーっとすることが趣味だったら、それはまさに瞑想です!(笑)
真面目な話、趣味がないという人でも「やりたくないこと」はたぶんあると思います。
そういう「やりたくないこと」「嫌いなこと」を「しない」ということだけでも、真我の声に従っているし、十分に人生が豊かになると思います。
恥ずかしくて人に言うことはできなくても、自分だけは自分の心の「好き」もしくは「やりたくない」というメッセージを受け止めてあげましょうね。
それに従うだけで人生が楽しくなることはもちろん、真我によって進むべき方向に導かれるかもしれません。
この記事が参考になったら嬉しいです。
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