ヨガ八支則step1「ヤマ」その①「非暴力(アヒムサ)」とは

先日の記事で書いた「八支則」の1番目「ヤマ(禁戒)」の中の

「非暴力」について考えてみたいと思います

なんといっても「日常生活でしてはいけないこと」ですからね

「え?ヨガってマットの上でするものじゃないの?」

と思った方もいらっしゃるはず

そう、ヨガは生活の指針、基盤となる教えでもあるのです

  1. ヤマ(禁戒):日常生活でしてはいけない5つのこと(非暴力、偽らない、不盗、不貞、不貧)
  2. ニヤマ(勧戒):日常生活でするべき5つのこと(清浄、知足、鍛錬、学ぶ、神への献身(手放し委ねること))
  3. アーサナ(座法)
  4. プラナヤーマ(呼吸法)
  5. プラティヤハーラ(感覚制御)
  6. ダーラナ(集中、凝念)
  7. ディヤーナ(瞑想、観想)
  8. サマーディ(三昧、合一)

関連記事→ヨガのゴールとその手順

「非暴力」の意味

いくらアイツがむかつくからといって

殴る、蹴る、悪口や誹謗中傷などをしてはもちろんいけませんが

そういうわかりやすい「暴力」以外にも

私たちは知らず知らずのうちに

「行動」「言葉」「思考」などで

相手を、そしてなにより自分をいためつけているのです

「非暴力」が一番訴えたいこと

それは「自分や周りの人を大切にしてね」ということ

ここでは特に自分への暴力について解説していきます

「行動」の暴力

自傷行為などは分かりやすい例ですが、

例えば暴飲暴食、睡眠不足も自分の体への暴力です

疲れているのに休まない

筋肉、関節、骨に無理な負担をかける

ストレスを感じてもそのままにしておく

がんばりすぎる

などです

「言葉」の暴力

「私なんか、私なんて、どうせ私は」とか

「私ってホントダメ、バカ、役立たず、ブス、かわいくない、○○が悪い、価値ない、きらい」とか

ああ、書いていてつらいです。。。

「思考」の暴力

「他の人に比べて自分は・・・」と比較、卑下する

「~すべき、~しなきゃ」と外の価値観や義務を押し付ける

「もっと〇〇な人だったらよかったのに」

「なんでこんなこともできないの?これぐらいできないでどうするの?」と

高い期待を抱き、できない自分を認めない

ほかにも自分の本心を無視・否定したり

イライラ、怒ったりするような感情も

暴力に当たります。

まとめ

こうしてみると、けっこう自分で自分を痛めつけていませんか?

忘れないでください。

自分の一番の味方は自分であること

生まれてから死ぬまで、ずっと見守ってくれているのは自分であること

何をしても許して受け入れてくれるのは自分であること

自分のパートナーは自分であること

本当の自分を知っているのは、自分であること

完璧な人なんてひとりもいません

「自分を愛する」なんて高度な所は置いといて、

まずは「自分で自分を痛めつけない」ところから

始めてみませんか

もちろん「自分が一番だから」と他人を痛めつけるのもダメです

とにかく「自分と周りの人を大切にすること」

そこから始めてみましょう

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