今のパッとしない冴えない自分じゃなくて、エネルギーにあふれて生き生きとした自分になりたいと思ったこと、ありませんか?
何かを変える必要がある。仕事?環境?生活?人間関係?住むところ?
でも、何からどう変えていいかわからない
そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
新しい自分になりたいときにまずすること
それはズバリ、心に余白を作ることです。
隙間がないと、新しいものは入ってこられません。
何事も「出る」が先で「入り」が後です。
呼吸も息を「呼」つまり「吐く」が先で、「吸」が後です。
古い自分を手放さなければ、新しい自分にはなれません。
余白を作ろうと取り組むこと自体が変化の第一歩になります。
方法は大きく2つ。
- 心のゴミを捨てること
- 思考を停止させること
順に見ていきましょう。
心のゴミを捨てる
私たちが成長する間にいつの間にか心にできていた「おり」のようなゴミ。よどんだ水の底にも、いつの間にかできたと思われる「おり」がありますよね。あれと同じです。いつできたかわからない、ドロドロとした「おり」が、私たちの心の底深くに分厚く堆積してしまっています。それは、執着、思い込み、当然だと疑わなかった常識、感情、情報など、いろいろ。まずは、これらに気づき、取り除いていきましょう。
ただこれ、実際やろうとすると結構難しいです。というのも、モノの捨て活と同じで、今の自分には要らないゴミとわかっているのに、いざ手放そうとすると怖くなってしまうのです。自分の価値観や評価の基盤、あるいは社会における大前提となっている場合もあり、それを手放すと自分の世界が崩壊してしまうような、あるいは今までの自分は間違っていたダメ出しされているような気になるからです。なかなか思い切りと勇気がいる作業です。しかもゴミは一つだけとは限りません。
例えば、料理が苦手なお母さんが毎日イヤイヤゴハンを作っていたとします。このお母さんが新しい自分になって毎日気持ちよく過ごせるようになるには「毎日ご飯を作らなくてよくなる」か「ゴハンを作るのがイヤではない」ようにする必要があります。そのために手放すゴミとして「毎日料理を作らなければならない」「母親は家族のためにご飯を作るもの」という思い込み、あるいは「イヤだ」という感情が挙がりそうです。どうでしょう、なかなか捨てるの難しそうじゃないですか?すぐに言い訳が始まりそうです。「ゴハンを作らないなんて、ダメな母親、母親失格だ」「周りになんて思われるか」「私が作らなかったら誰が作るの?」「買ったらお金かかるし」とか、挙句の果てに「イヤだと思う私がいけないんだ。」と自分を責め始めてしまうかもしれません。
勇気を出して一気に捨てて到達目標まで行ければいいのですが、そこまで振り切れる人はなかなかいないと思います。
おススメなのがスモールステップを踏んでいくこと。
怖いけどちょっと頑張ればできそうなポイントまで、勇気を出して一歩前進してみましょう。手放してみましょう。例えば「1週間に1回は作らない日を作る」「ご主人に協力してもらう」「手のこんだ料理じゃなくて簡単に作れるものだけにする」などです。それができたら「1週間に2回」とかさらにスモールステップで前進していきます。前進していくうちにもしかしたら、手のこんだ料理を作ろうとレベルが高い目標を自分に課すからストレスになるわけで、「混ぜるだけ、温めるだけ」などの簡単なものならそんなにイヤに感じない自分を発見するかもしれません。スモールステップを踏むことで、無理なく心のゴミの捨て活を進めていくことができます。
思考を停止させる
これも余白を作るのに効果があります、洗濯機で洗濯している様子を想像するとわかりやすいと思いますが、水の中に無秩序にいろんなものがごちゃごちゃして回っている状態だと、隙間があって追加できるのかどうか、容量一杯なのかもわかりません。しかし水流が止むと、モノは下に落ちて水だけの部分が現れます。
頭の中もこれと同じです。私たちの頭の中では常に無秩序に思考が展開されている状態です。仕事の段取り、家族の心配、買うもの、食べるもの、思い出したこと、しなきゃいけないこと、それと関連して湧き上がる感情など、いろいろ。それを一旦静めます。
おススメは瞑想です。
一番簡単な瞑想は呼吸に集中すること。体に起きていること、どんな気分かをひたすら「感じ」「観察」するだけです。
ただ、思考は小さい子供のようにじっと静かにしていることが苦痛なので、たぶん慣れていない人は数分もしないうちにまたちょっとしたことがきっかけで思考(雑念)が動き出し、それに引っ張られてしまうでしょう。
「あ、今雑念を追いかけている!」と気づいたら、また呼吸に戻ってきます。気づいては戻り、気づいては戻り、の繰り返し。はじめは雑念を追いかけていることにすら気づかないかもしれませんし、気づいては戻っての繰り返しで逆に忙しかったと感じるかもしれません。でも、「気づくこと」が大事なのです。自分を客観的にみられるようになっている証拠なので、辛抱強く繰り返してみてください。だんだん「感じるだけ」「観察するだけ」の時間が長くなってくると思います。
まとめ
新しいものを入れたいときは、いつでも同じ。
古いものが出て、できた隙間に、新しいものが入る。
今日は新しい自分になりたいときに、心の中に隙間を作る方法として、2つご紹介しました。
どちらも言うは易し、行うは難しです。
でも、「新しい自分になりたい」と思ったのには何か理由があるはず。
その理由やなりたい未来を思い出して、めげずに辛抱強く、コツコツとやり続けてみましょう。
少しずつですが、確実に「新しい自分」に変化していけるはずです。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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