まずは心と体と内臓の健康の基礎基本となる考え方
「ヨガ」について解説したいと思います。
ヨガ=ポーズ?
みなさんは「ヨガ」と聞いて何を思い浮かべますか?
おそらく大半の人は
「マットの上でポーズをとるエクササイズやストレッチのこと」
「ヨガ=へんなポーズ」
だと思っているかもしれません。
正式にはポーズのことは「アーサナ」と言い、
それは現代になって使われるようになった狭義の「ヨガ」でしかありません。
ヨガの語源
ヨガの語源はYujという言葉だと言われています。
Yujは「一緒になる、結合する」という意味で、
ヨガの古典『リグ・ヴェーダ』では
「自身をブラフマン、アートマンと結びつける」
という意味で使われています。
ちなみにブラフマンとは、宇宙を支配する原理・神のこと(梵)
アートマンとは、個人を支配する原理・神のこと(真我)
しかもこの二つは「梵我一如(ぼんがいちにょ」といって同一です。
つまり、「私たち自身を原理、つまり神に結びつけるのがヨガ」
ということになります。
いきなり神なるものが出てきてしまいましたね(笑)
ヨガの定義
『ヨガ・スートラ』という経典に以下のような記載があります。
yogas’ citta-vritti- nirodahah(ヨガ・チッタ・ブリッティ・ニローダハ)
「ヨガとは心の作用の止滅である」
つまり、先ほど出てきた
アートマン(真我=本当の私、私の中の神様)と
結びつき、声を聞くには、
心の作用を止めないと聞けないよ、
そのためにするのがヨガだよ、と。
なんだか壮大な話になってきてしまいましたね(笑)
でも、これが広義のヨガの意味です。
「心の作用の止滅」がどれほど難しいか。
それができないばかりに
私たちは悩み苦しんでいるのですね。
「心の作用の止滅」のためにするのが
アーサナ(ポーズ)だったり
瞑想だったりするというわけです。
さて、ここまで解説してきてなんですが、
このブログではみなさんに広く知られている
狭義の「 アーサナ(ポーズ) 」の意味で
「ヨガ」と使うこともあることをご承知おきください。
その方が分かりやすいと思うので(笑)
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