今日は「大切なものは全部目には見えない」という話をしたいと思います。
例1:「本当に美しい人」とは?
どちらが「本当に美しい人」だと思いますか?
- A:外見はキレイだけど、心は醜悪な人
- B:外見は醜悪だけど、心はキレイな人
おそらくほとんどの人が「B」を選ぶのではないかと思います。
そしてたぶんAの人は心の醜悪さが表情や行いや言葉として外に出ているだろうし、Bの人は心のキレイさが表情や行いや言葉として外に出ていると思います。もちろん「雰囲気」として感じるオーラも違うと思います。外側に現れた表情や行いや言葉、雰囲気といったものは、内側から生まれにじみ出たものとも言えます。
例2:ビジネスで成功したお金持ち
では、こういう場合はどうでしょう。
ビジネスで成功してお金持ちになった人が2人いるとします。どちらが今後も成功し続けると思いますか?
- A:人をだますビジネス(詐欺)をしてお金持ちになった
- B:人に喜ばれるビジネスをしてお金持ちになった
これもほとんどの人が「B」を選ぶのではないかと思います。
どちらも現時点での結果だけ見ると「ビジネスで成功したお金持ち」ですが、Aの人は今一時的にお金持ちになれたかもしれませんが、そのビジネスはやがてうまくいかなくなるでしょう。「人から奪い取ればいい」という考え方なのでお客様から応援されないし、罪がバレて捕まってすべてを失うことになります。Bの人は「お客様に喜んでもらいたい」という考え方なので、ずっと応援され、成功が続くと思います。いいエネルギーが循環するので、今後ビジネスはもっともっと拡大するでしょう。
大切なものは「みえないもの」「感じるもの」
大切なものはいつも、目には見えません。
大切なものは、「目には見えないもの」「感じるもの」です。
- 「外側」ではなく「内側」
- 「物質」ではなく「エネルギー」
- 「商品・サービス」ではなく「思い・考え方」
- 「肉体」ではなく「心・気(プラーナ)」
大切なものを見るのは「第3の目」
目に見える物質化したもの、表面に現れたものだけがすべてだと思うと、判断を誤ってしまうかもしれません。例1のように、「スタイルよくて顔もキレイ」という外見だけで判断して好きなったら、あとで大変な目にあうかもしれません。例2のように、うまい話にのせられてお金を払ったら、だまされて痛い目に合います。
それは自分の「見る目がなかった」ということ。この場合の「目」とは「心の目」「第3の目」のことです。第3の目は「目に見えないものを見る目」つまり「感じる目」で、額の中央にある第6チャクラです。
「感じること」「感覚」に従う
感じることに、本当のこと、大切なことが存在します。
頭の中は思考や欲望が渦巻き、思い込みや常識など様々なフィルターが働いて真実を見えにくくしていますから、それを働かせないようにします。その助けとなるのが私たちの「感覚」です。
例えばパワースポットに行ったら心が浄化される感じとか、居心地の良さを感じるでしょうし、試験会場に行ったらピリピリした緊張感を感じると思います。嘘発見器は筋肉のわずかな緊張を検知するように作られた装置で、これも筋反射という体の感覚を利用していると言えます。
普段から瞑想などを行い、この「第3の目」「感覚」の感度を上げておくことは非常にいいことです。
実は現代人には感度が低い人、何か違和感を感じても無視する人が非常に多い印象です。
例えば「お腹がすいた」と感じてから食べるとか、疲れたと感じたら休むとか。お腹がすいていないのに時間だからと食べてしまうこと、ありませんか?疲れを感じているのに無視したり、さらにひどい場合は疲れていると感じることさえできない感覚がマヒしている人もいます。そういう人は体を壊して倒れてしまうことも。「倒れる」「病気になる」というのは体からの強制ストップの合図なのです。
「なんか違和感がある」と感じたら注意する必要があります。
まとめ
大切なことは目には見えません。感じるものです。
「何を今さら」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、普段私たちはいかに「目に見える」物質、社会、現象、そして思考に踊らされていることか。
体の感覚、心の感覚を丁寧に観察し、それに素直に従うようにしましょう。
それはわたしたちを本当の意味で守り、幸せな方向に導いてくれるものですから。
この記事がお役に立てたら嬉しいです。
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