仕事が佳境だったある日、現実逃避したくて気づけば南の島への旅行をネットで漁っていました。そして前から行きたかった「はての浜」がある久米島をポチ。
とにかく海を眺めながらボーっとしたい。。。
大自然に癒されたい。。。
コロナ禍もあり、待ちに待った南の島への旅行です。
ホテルにいるだけで大自然満喫
泊まったホテルはイーフビーチホテル。
古いホテルですが全室オーシャンビューで、イーフビーチに直結しています。海洋深層水の展望風呂では、これまた海を眺めながらぬるめのお風呂でゆったり。
部屋の窓から外を眺めれば青い海と青い空。もうそれだけで幸せ。
さらに外に設置されたデッキチェアまで行けば、気持ちいい風と波の音。聞いたことのない鳥のさえずり。ボーっとするのはもちろん、読書と昼寝にも最適。
朝、東向きのビーチからは日の出を拝むことができます。
そのまま裸足でビーチをブラブラ散歩してもよし。
朝ごはんは外のテラス席で朝日に輝く海を眺めながら。
とにかく朝から晩まで海や空をボーっと眺めているだけでも全然飽きませんでしたね。
念願のはての浜
ツアーに申し込んで砂浜だけの島「はての浜」に行き、シュノーケーリングをしました。
浅瀬なのにカラフルな魚や大きな魚もたくさんいました!
もう一つのスポットに移動してそこでもシュノケー。ちがうタイプのお魚がたくさんいて、パンを手に持って直接餌やり体験もできました。
とにかく海がキレイで、魚の様子を見ているのも楽しいし、波にぷかぷか浮いているだけでも気持ちよかったです。
馬の背に揺られて自然の中を散歩
旅行にきたら非日常体験がしたい。ここでしかできない体験がしたい。ということで、「久米島馬牧場」さんの馬に乗って天空の丘をめざすプランに申し込みました。
今回お世話になったのは100%沖縄の在来馬であるイリフくんと、外来種とのミックスのユリカちゃんの2頭。
この2頭は夫婦でもあります。とてもよくしつけられていて大人しいし、頭もいいです。
一緒についてくれるガイドさん(と、連れの犬のタンジロウ)は一緒に歩いてくれるだけで、基本的に自分たちで手綱で馬を操作して散歩します。乗馬体験などでは係の人が馬をひいて歩いてあっという間に終わっちゃうことも多い中、約1時間、自分が馬を操作して歩く経験は貴重だと思います。
天空の丘までの道中、サトウキビ畑が広がり、湧き水で川のようになっているポイントもあり、暑いけれど久米島の自然を感じることができました。
馬たちはご馳走の葉っぱの誘惑に負けて文字通り道草したり、坂道のアップダウンがめんどうで止まっちゃったり、あるいはすこし小走りしたりとハプニングもたくさんで、生き物とのふれあいもがっつり楽しめました。そしてクライマックスは、どう考えても人だけでは入っていこうと思わない藪が生い茂る山道を抜けたら、ぽっかりと絶景ポイントが。馬がいたからたどり着いた秘密の絶景ポイント。そこからの眺めはサイコーでした。
ツアーの最後にはお礼にブラッシング。馬のお尻をブラッシングするという貴重な経験もできて、本当に自然と馬に癒されたひと時でした。
星空ウォッチング
久米島は明かりが少ないので星空を見るのにもうってつけ。
ホテル前のイーフビーチはもちろんんのこと、星空スポットと言われている奥武島の畳石まで車で行って眺めた日もありました。
毎晩天の川が現れるんですよ。天の川って南北にのびているって、知りませんでした。
いくつかの衛星はもちろんリアル銀河鉄道かと一瞬目を疑ってしまっイーロン・マスクのスターリンク(一列に並んだ衛星)も、見た流れ星もバッチリ見ました。星空を眺めていると、自分はなんてちっぽけなんだろうとか、地球の外には途方もない世界が広がっているんだなとか、いろいろなことを考えてしまいますね。そしてやはりいつまでもボーっと眺めていられて、気持ちよくなってウトウトしたり(笑)
お祭りの花火
私たちが訪れたときはちょうど久米島のお祭りの期間でした。会場では夕方ぐらいからいろいろなイベントが催されているようでしたが、私たちは最終日のラストの花火に駆けつけることができました。今年の夏は花火を見る機会がなかったので、とても嬉しかったです。
久米島の観光スポット
久米島はそんなに大きな島ではないのでわりと回りやすいです。ただ、結構起伏があるので、海岸の観光スポットも山の上からの眺めも両方楽しめます。私たちは移動の途中や空いた時間などを利用してほぼすべての自然観光スポットを訪問しました。
五枝の松、ヤジャーガマ洞窟、おばけ坂、具志川城跡、ミーフガー、熱帯魚の家、比屋定バンダ、畳石、鳥の口、タチジャミ岩、赤嶺パイン園・・・
特に久米島一高い場所にある宇江城城跡からの眺めはほぼ360℃見渡せてサイコーでしたね。
久米島料理
初日の夜に人気居酒屋の「波路」さんでいろいろな島の名物料理(車エビ、刺身、天ぷら、海ぶどうなど)をいただきました。ほかには島味噌を使ったもやしそばやソーキそばなどをいただきました。
ホテルの朝ごはんビュッフェも日替わりで久米島料理を出してくれたので、けっこうそれで満足でした。
最終日のハプニング
実は最終日、乗ろうとしていた飛行機が欠航になるというハプニングが起きました。幸いその日中に帰れるよう振替をしてくれたのですが、出発まで数時間待たなければなりません。夫はこれを「なんて日だ!(小峠風)」とトラブルとしてとっていたのですが(翌日仕事ですから無理もないですね)、わたしは「まだいられるなんてラッキー!」といい方にとっていました。まだレンタカーも使える状態でしたから回れていないところに行けるチャンスができましたし、空港内で飲食できるクーポンももらえたのでブルーシールアイスを4種類も楽しめました(笑)。きっと「せっかく来たんだから最後までゆっくり楽しんでいきなさい」という神様の計らいだったんじゃないかと思うのです。結局夫も気を取り直して楽しんでいましたし。ということで、最終日も最後の最後まで久米島を満喫し、ちゃんと家まで帰りつくことができました。
最後に
久米島に行くまでは、どんなに休んでも一向にやる気が出ず、ずっと低空飛行、海底沈没状態だったのですが、久米島に行って、青空、海、星空、緑、風、景色、そして生き物に囲まれているうちに気づけば浮上することができました。だからこうしてブログを書くことができています。
できるのなら、疲れ果てたときには自然に還りましょう。
そこでは何もしなくていいし、何も考えなくていい。
ただそこに身を置くだけで、感じるだけで、優しく包んで癒してくれます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント