ある程度のまとまった期間ファスティングをすると、寒いと感じる場合があります。
今日はファスティング中に寒さを感じる理由と、その対処法について記事にしたいと思います。
ファスティング中に寒さを感じる理由
ファスティング期間中は寒さを感じやすくなります。通常、人が食事を摂ると内臓が動き、栄養素を分解することで代謝量が増え体温が上がります。これを食事誘発性熱産生(DIT)といいます。ファスティング中は食事を摂らないためこのDITが行われず、いつもよりも熱が産生されないため、寒く感じるというわけです。
また、ファスティングによって飢餓状態だと体が判断すると、生命維持のために省エネモードになります。そうすると生命を維持するために重要な部分、体の深部体温の維持が優先され、体の表面、特に手先や足先などの末端は冷えを感じやすくなります。
夏の暑い外でも寒く感じる人もいますし、冬ならなおさらです。
身体を温める方法
寒いと感じたら、体を温めるようにしましょう。
ファスティング中でもできる体を温める方法は以下のとおりです。
温かいファスティングドリンクを選ぶ
コールドプレスジュースや市販のファスティングドリンクは、熱に弱い酵素を多く含んでいるため温めて飲むことをよしとしません。そうすると特に冬はつらく感じます。では、あたたかくして飲めるファスティングドリンクを選んでみてはどうでしょう。味噌汁や甘酒などは温めても大丈夫な麹、酵素が含まれていますので、体を内側から温めることができます。
参考記事→ズバリ、みそ汁deファスティング!
参考記事→甘酒deファスティング
白湯や温かいノンカフェインのお茶を飲む
ファスティング中は水分を2ℓほど摂ることが推奨されていますが、その水分も温かいものにしましょう。白湯、ノンカフェインのお茶、それからホットレモネードなどもファスティング中飲んでもOKな水分です。
軽い運動
食事で熱が作れないなら、体を動かすことで筋肉で熱をつくるようにします。ただ、激しい運動はNG。ヨガ、ウォーキング、散歩、スロージョギング、スクワットなどがおススメです。マッサージを受けるのもいいですね。
入浴
熱すぎない湯船に首まで浸かってあたたまりましょう。シャワーだけだと体が芯から温まりません。好きなバスソルトや入浴剤を入れてさらに温浴効果を高めてもいいですし、アロマオイルで香りをプラスしても、リラックスできる音楽を聞きながら入ってもいいです。
体を拭くときは脱衣所ではなくお風呂場の中で拭くと室温の寒暖差がなく寒くなりにくいです。
「首」を温める
足首や手首、首などの「三首」がつくところを温めてあげると末端の冷えが和らぎます。腹巻してお腹も温めてあげましょう。カイロや湯たんぽなどを利用するもいいです。
乾布摩擦
冬場は寒いので、朝の着替えのときや入浴前後などを利用してやるといいと思います。
柔らかい布で体の表面をほんの数分こするだけですが、リンパや血液の流れが良くなって温かく感じます。健康にもいいです。
参考記事→【アーユルヴェーダ】乾布摩擦で寒さに負けない体作り
太陽を利用する
お日様の力は偉大です。あらゆるものをぽかぽかに温めてくれます。お布団も、人も。背中を太陽に向けるようにすれば日焼けを防げます。道を歩くときには帽子をかぶって日なたを歩くようにするだけでも温まり方が全然違います。温かいお布団にもぐるのは冬の至福のひと時の一つです。ちなみに、羽毛の布団(ダウンジャケットもそうですが)を使っているなら、薄着の方が熱源である肌が近く体温が伝わりやすいのでよく温まりますよ。
まとめ
①~③が体を内側から温める方法、④~⑦が体を外側から温める方法でした。
これらをうまく組み合わせて、ファスティング中の寒さをしのぎましょう。
またファスティング中に限らず、普段でも温活に役立つ方法ですので、ぜひ興味があるものがあったら試してみてください。
この記事が参考になったら嬉しいです。
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